眼医者2018/09/07 20:52

□ああ良かった、

 昨夜パソコンを叩いていたら、突如、左目がもやもやしだした。目を閉じてしばらく休んでいたら元通りになったが、怖くなったので、今日、リバーサイド病院の行きつけの先生に診てもらった。
 前からの、経年劣化のじわじわとした進行はあるものの、網膜剥離のような重篤な兆候はなかった。
 ああ良かった。
 ついでに、目のゴロゴロ対応として、これまでの炎症の薬の他に、ドライアイの点眼薬を処方してもらった。
 大堀川を歩いて帰る。大夫涼しくなった。蒸すけど。


大堀川


トランプは浮浪者!?2018/09/07 23:49

□恥ずかしい和製英語(スティーブン・ジェームズ・ウォルシュ 2005)

 英語教室でのネタになるかと思って拾い読みした。
 それほど面白いのはなかったけど、和製英語のトランプ(tramp)に浮浪者という意味があるとは知らなかった。今だったらトランプ(Trump)大統領に遠慮して載せないか、素直に、トランプ(trump/切り札)としたのではないか。
 恥ずかしい・・・という書名だが、世界共通語としての英語は、様々に現地化して変容するのが当たり前なので、著者も微かには触れているが、恥ずかしがるばかりではなく、中には、pidgin Englishとして主張しても良い和製英語もあるのではないか。


和製英語
和製英語


大坂なおみ全米優勝!2018/09/09 12:11

□驚いたなあ~実写版少女漫画みたいだ、

 朝、TVを点けたら、女子テニスの大坂なおみが全米オープンで、元世界チャンピオンのセリーナ・ウィリアムズを決勝で下して優勝していた。
 20歳の日本人の女の子がグランドスラムを制覇!
 びっくりした。昨年の佐藤琢磨のIndy500優勝の時と同じくらい狂喜した。
 外国人を父に持つ身体能力抜群のテニス少女が、野心的な若手コーチと出会って才能を開花させ、遂にグランドスラムで優勝する、まるで漫画のような成功談だ。
 試合自体は、大坂の強烈なサーブで試合をリードされたセリーナが、審判からの警告を契機に冷静さを失い、怒りに任せて審判に暴言を重ねた結果、ペナルティで1ゲームを失うなど、元女王が自滅した感もあったが、そこまで追い込んだ大坂の強さが印象付けられた。
 実際、全米に備えて、身体を絞った大阪は、美しくしなやかな肉体で、黒いアゲハ蝶のごとく華麗にコートを舞った。遠からず「大坂なおみ物語」が少女漫画誌に掲載される(ひょっとするとアニメ化も)であろうことを予言する。

高木竜馬ピアノコン優勝2018/09/11 01:38

□いけいけ竜馬、どんと行け♪

 10日の新聞に、片隅だけど、千葉県出身のピアニスト、高木竜馬がノルウェーのグリーグ国際ピアノコンクールで優勝したと載っていた。
 この2月にアミュゼ柏で開かれたこの人のリサイタルを聞いていただけに、国際的なコンクールで優勝したと聞いて、何気に嬉しい。
 リサイタルの時は、まだ無名に近かったので会場がガラガラだったが、その後NHKアニメ「ピアノの森」の音源を務めたり、また今回優勝したので、この千葉のピアニストの知名度は、今後相当上がるのではないか。

さんち家2018/09/11 20:11

□野菜バイキングは平日の遅めが正解

 「かしわで」のバイキング方式の野菜レストラン「さんち家」で遅めのお昼。
 さらりまん時代は、週末にしか来これなかったけど、今は、毎日が日曜日なので、いつでも気楽に来れるのが有難い。 
 混んでいるバイキングは、ともすると競争意識に駆られることもあるが、平日の1時過ぎともなると、空いていて、わさわさすることもなく、ゆったりと食事を楽しめた。
 全体的に、ヘルシーで美味しい。今回試した野菜カレーもなかなかであった。欲を言えば、農産物中心のコンセプトに加えて、地元の畜産物を使った料理も欲しい。ハムやソーセージが少しあるだけでも満足感がぐっと高まると思う。
 デザートの梨が美味しかったので、隣接の産直売り場で豊水を買って帰る。


さんち家


美しい星の上のサイン2018/09/12 19:24

□われらの文学(第5巻 三島由紀夫)(編 大江健三郎・江藤 淳 1966)

 三島由紀夫の書いたSF「美しい星」を読みたいと思って、かなり前から本屋や図書館を探し、古本屋まで覗いたのだけれど、なかなか見つからなかった。そもそも三島由紀夫の著作そのものが、店頭や図書館からほとんど消えていた。今簡単に見つかるのは「金閣寺(1956)」くらいのものだろう。ノーベル賞候補と目された大作家でも、既に化石化して読まれなくなっているのだ。そういえば、SF界の巨人、小松左京の本も少なくなっていた。
 文学もどんどん風化するのだ、恐ろしいことだ。
 結局、図書館のコンピュータで検索して「われらの文学(Contemporary Literature)」という、これまた今やお目にかかれなくなった文学全集というスタイルの、三島由紀夫の巻に収録されているのを見つけ出し、開架ではなく倉庫のような所から出してもらって、ようやく読むことが出来た。
 この文学全集、編者が大江健三郎と江藤 淳であるが、よくも大江健三郎が三島由紀夫を、われらの時代を代表する者として選んだと思うと、何か可笑しい。
 さて、肝心の「美しい星(1962)」であるが、ネタバレで書くが、ある日突然、自分達が宇宙人だと覚醒した(外見は普通の日本人の)上流インテリ一家が世界を核戦争から救うために、純粋の善意で活動するが、世俗にまみれた(これも普通の人間にしか見えない)邪悪な異星人に阻まれ、最後には宇宙船に乗って美しい星を目指すという、竹取物語のような物語である。家族の美貌の娘にいたっては、金星人の色男にだまされ、妊娠させられて捨てられるのである。嗚呼可哀想なのである。
 自分を宇宙人と思い込んだ人間を主人公にした小説としては、ほぼ同時代に、安部公房の「人間そっくり(1966)」があり、アイデアは似ているが、安部のは、延々と続くモノローグが読者を論理の迷宮につれこむ思弁小説なので、読後感は全然違う。
 対して、三島は、絶対的な美への憧れを主人公に仮託しており、そういう意味では、「金閣寺」と同じ構造であるので、安部ほどSFではない。
 で、われらが主人公の宇宙人一家が夢にまで見た宇宙船がついに現前する所で、小説は大団円を迎えるのであるが、果たしてこの宇宙船は現実なのか、一家が観た集団幻想なのか、タイトルの「美しい星」とは何か、すべては謎のままで放り出される。はっきりしているのは、理想主義が現実主義に敗北したことである。
 本作は、擬古文的な美文で綴られる動きのない大長編であるので、短気な人には勧めにくいが、早世した巨匠の唯一のSFであるので、探し出して読むべし!
 なお、借りだした本の見返しには、Yukio Mishimaなるローマ字のサインが入っていた。図書館の人に調べてもらったら、本は寄贈されたものであったので、ひょっとしたらこのサインは本物かもしれない。そうすると、柏図書館は、お宝探偵団に出品できる蔵書を持っていることになる。
 インターネット上で見つかる三島由紀夫のサイン画像と比べてみた。少し違うような気もするが、真偽は判然としない。
 

三島由紀夫
三島由紀夫サイン?


新サンマ2018/09/12 23:08

□秋の刀魚を食べる

 新サンマの焼いたのを買ってきて食べる。
 美味し。


新サンマ


画家は嘘つき?2018/09/13 17:16

□偽装された自画像-画家はこうして嘘をつく(冨田 章 2014)

 画家の自画像を集めて解説した本。
 一覧・一読した分かったのだが、副題で期待したほどには、大嘘をついた画家はいなかったようだ。今のインスタ映えする自撮り写真(画像処理済)の方が、よほど(何かを)盛っているような気がする。
 掲載された中で一番好きなのは、マリーアントワネットのお抱え画家として名高く、18世紀で最も重要な女性画家と言われる、エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランの帽子をかぶった美しいい自画像。


偽装された自画像


水彩画の会2018/09/13 20:11

□葡萄と梨と、

 葡萄と梨と、なんだかよく分からない黄色のオレンジみたいな果実を描いた。


水彩ぶどう


サッカーミュージアム2018/09/15 20:42

□本田さんはまだ。

 所用のついでに、文京区にあるサッカーミュージアムまで足を延ばして覗いてみた。本格的に見学するには入場料がいるのだが、ロビーと「サッカー殿堂」だけなら無料なので、そこだけ見てきた。
 古今の日本サッカー界の偉人たちの白銀の(実はプラスチック製)肖像レリーフがずらりと並んでいてなかなか壮観だった。
 釜本さんとラモスさんは掲額されていたが、中田さん、本田さんは殿堂には入っていなかった。きっとまだ若いのであろう。


サッカーミュージアム
サッカーミュージアム
サッカーミュージアム