氷の彫刻展2017/05/21 22:16

□やっぱり、老舗ホテルは強いな

 駅前アーケードがいやに混んでると思ったら、「氷の彫刻展」というのをやってた。全国の氷の彫刻家が腕を競うコンテストの関東予選大会だそうだ。
 冷たい氷を、ホテルや結婚式場から参戦した職人が、汗だくになって刻んでいた。
 一般の人気投票では、オークラなど、老舗ホテルの人の作品に人気が集まっていた。やはり、大きなパーティを常に開催する所では、氷の彫刻を作り馴れているのであろう。一位通過も、やはりニューオータニの氷彫刻の専門家であった。
 気の毒なのは、早くも真夏日の暑さのために、折角彫りあげた作品が、すぐに溶けてなんだかわからないものになったこと。
 氷の芸術は刹那的なのである。


氷の彫刻展
氷の彫刻展
氷の彫刻展


ホキ美術館2017/05/20 23:00

□写実と油絵へのこだわり

 徹底的に写実画にこだわった美術館として、結構有名な「ホキ美術館」を初めて訪問した。一番の特徴は、館長のホキ氏(保木将夫)が、自分のお眼鏡にかなった絵描きに描かせた超写実画400枚の一大コレクションを、個人美術館として公開していること自体である。
 おそらく、ホキ氏は、何人もの写実派画家の生活を支えていると思うのだが、それこそ写実的な、同氏の肖像画は飾ってあっても、氏のプロフィールは、美術館案内にも書かれていないので、謎の大パトロンである。どう考えても、貧乏人でないことだけは確かなのだが…。
 ホキ氏は、写実と同時に油彩であることにもこだわりがあるらしく、収蔵作品に、一時流行った、アクリルとエアブラシを駆使したスーパーリアリズムの作品はなく、また、すべて現代の日本人の作である。
 題材は、人物、風景、動物、生物と多岐にわたるが、僕が気に入ったのは、島村信之の巨大なロブスターのタブローであった。
 瀟洒なレストランも併設されていて、前菜とスープとドルチェが付いた、美味しいスパゲティランチが食べられた。
 美術館は、意外なことに、住宅街にあるのだが、隣地は、広大な「昭和の森」である。


ホキ美術館
ホキ美術館
ホキ美術館
ホキ美術館
ホキ美術館


ヴォルス展2017/05/07 15:57

□老眼には辛い細密画

 年の移ろいは残酷なものだ。
 好きだったヴォルスの絵を、川村記念美術館に観に行ったのだが、
 細線を駆使した緻密な描写の抽象画が、今の僕の老眼にはちと辛いのだ。
 絵を観て、盛りの過ぎたツツジを見て、久しぶりのシナガチョウを見て、藤棚で休んで、スパゲティを食べて帰る。


川村記念美術館
川村記念美術館
川村記念美術館
川村記念美術館
川村記念美術館


ゲン・ゴジラ(原ゴジ)!?2017/04/15 20:12

□元祖「ゴジラ」を観る。

 近所の映画館で、歴史的な元祖「ゴジラ」を観た。
 白黒なのに、
 CGの「シン・ゴジラ」の自在さに比べれば、
 重たい着ぐるみで、不自由な動きなのに、
 でも、凄い迫力。
 これぞ、ゲン・ゴジラ(原ゴジ)!
 平田昭彦演じる独眼竜の科学者、芹沢博士が格好良い。 
 

ゴジラ
ゴジラ
ゴジラ


ヴァスコ・ヴァッシレフ2017/04/12 23:35

□演奏は素晴らしかったのだが・・・

 「アミュゼ柏」でヴァスコ・ヴァッシレフのバイオリン・リサイタルを聴いた。
 以前に一度、グループで来日した時にも行ったが、相変わらず、力強く素晴らしい音色だった。こういうのを天賦の才と言うのであろう。
 名人の手になる、クライスラーやパガニーニの作品をたっぷりと堪能できた大変有難いコンサートであったが、一つ、残念というか危惧するのは客の少なさだ。大して広くもないクリスタルホールの1/3も埋まっていないのだ。
 このままでは、来年はヴァスコ氏を呼べないのではないであろうか。
 音楽好きは、行くべし、行くべし!


ヴァスコリサイタル


村上保展2017/04/05 19:00

□30年ぶりくらいかな

 東京駅の国際フォーラムに寄り、モダンアートの彫刻家、村上保氏の展覧会を観る。開幕日だったので、作者にも挨拶できた。作風が好きなので、展覧会には、ときどき行ったが、お会いするのは30年ぶりくらいだ。こちらの頭は薄くなったが、作家の頭はまだふさふさだった。
 若い時は大きな木彫を作っていたが、今は、年をとったので、軽くて製作が容易な乾漆が中心とのこと。レセプションのワインとつまみを少々馳走になる。
 僕以外の参加者は、皆、芸術家や関係者だったので、久しぶりに、ゲージツの会話を楽しむ。


国際フォーラム


ラ・ラ・ランド2017/03/26 23:02

□思ったよりは・・・

 ハリウッドスターを目指す女優とJAZZピアニストの恋物語というふれこみだったので、華やかかつ能天気な成功談を期待したのだが、なんというかもっと、地味な弾けないミュージカル映画だった。
 一種の楽屋落ちとも言えよう。
 オスカーで大賞は逃した訳だ。
 PS トヨタのプリウスが準主役級で頑張ってる、キューとか鳴くのだ。

オペラの勉強2017/03/20 22:14

□What is オペラ?

 オペラ「フィガロの結婚」のサワリを解説・字幕付きで見せてくれる「What is オペラ?」という、ありがたいイベントがご近所の柏市民文化会館小ホールであったので覗いてみた。
 伴奏はピアノだけであり、舞台も簡素ではあったが、8人の出演者は、皆、素晴らしい美声の歌手揃いで、ダイジェスト版ながらも本格的なオペラ上演であった。
 実は、僕は、映画やTV以外では、オペラを観るのは、これが初めてだったが、生の迫力に感激した。これで入場料1500円とは、誠に申し訳ないと感じる名演であった。
 それにしても、「フィガロの結婚」がこんなにややこしいドタバタ艶笑喜劇とは知らんかった。客の中には子供連れも結構いたが、「初夜権」とか言ってるこの芝居、みせて良いのか!?


柏市民文化会館


SING2017/03/19 20:25

□きゃりーぱみゅぱみゅの歌もSING

 ピクサーの手になるディズニーアニメ、もはやCGアニメの造形も、これ見よがしな立体感や細部の誇張もなく、ごく自然な表現になっていて違和感がない。
 内容は、題名「SING」の通り、スターを目指す若者たちの青春群像(但し皆動物)。
 ミュージカル映画としての部分、つまり音楽には、たっぷりと力がかけられていて、キャラクター(声優)の美声も凄い。
 吹き替えもあるが、字幕版で原語の歌声を楽しむべきであろう。
 オーディション場面では、日本のKAWAIIアイドルと思しき少女軍団(レッサーパンダ)が、突然きゃりーぱみゅぱみゅの歌(当然日本語)を唄いだすのでびっくりした。


SING
SING


草間彌生展2017/03/03 23:00

□雛祭りの日に圧巻の女流画家の作品を観る。

 所蔵品のない美術館として有名な乃木坂の美術館に、今は、リゾート地に置かれた巨大カボチャの彫刻で有名な、草間彌生の展覧会を観に行った。
 そして、美術館の壁面を埋め尽くした巨大なタブローと、南国の花のような、これまた巨大な花のオブジェに圧倒された。
 艶やかで、始原的で、無邪気で、そしてどこかエロティックなそれらの作品群は、同じく女流画家のニキ・ド・サンファルと共通の匂いがした。
 気になるのは、目録によると、出品されていた2mx2mという大きなアクリル画約150枚とこれまた巨大な花のオブジェの総てが作者所蔵であること、一体、普段はどこにしまっているのだろうか、倉庫のような巨大な家に住んでいるのだろうか?
 芸術的価値とは関係ないが、狭い穴倉に住む身としては、えらく気になった。 
 帰りに、上野に新しくできた焼き鳥屋で一杯、まずまず美味しい。


草間彌生展
草間彌生展
草間彌生展
草間彌生展
草間彌生展
湯島