エクス・マキナ2017/03/28 22:11

□少々退屈な・・・あるいはガラテアに逃げられたピグマリオン

 会社がはねてから、駅前の名画座で、「エクス・マキナ」を観る。
 AI仕掛けのピグマリオン映画だったが、思ったほど面白くなく、前半は退屈で、後半はドタバタだった。
 結局、生身でもロボットでも、女は怖いという教訓か?
 日本人離れした肢体のキョウコが謎である。
 

君の名は。2016/09/25 23:55

□いつのまにかシン・ゴジラを抜いていたシン・カイ(新海)アニメ

 封切以来、あれよあれよという快進撃で、いつの間にか興収100億円で、好調「シン・ゴジラ(同72億円)」を抜いていた「君の名は。」を遅ればせながら観に行った。話題になったものは見たがるミーハーだからだ。
 薄給(多分)アニメーターの血と汗と涙で描き込まれた緻密な背景に感嘆し、ある意味ではゴジラよりSF的な設定に感心し、ツボを押さえた盛り上げと最後まで面倒を見るストーリーを運びきった新時代の才能に拍手。
 正直言って、今どきのデジタルアニメ風の線の細い図柄、特に人物描写には、今一、おじさんなじめないのではあるが、面白かったのは事実なので。


君の名は。

PS(ネタバレ有!?)
 別れてから三歩歩くと、もうお互いの名前を忘れてしまう鶏頭(とりあたま)の恋人達の悲喜劇とも言える。

シン・ゴジラ2016/08/07 23:12

□ゴジラ会議は踊る!?

 エヴァの庵野監督が監督することが売りの「シン・ゴジラ」を観てきた。
 着ぐるみではなくCGを使ったのは、アニメの延長線上で演出したかったのだと理解できた。ゴジラは、まさにフルアニメーションのように自在に動き、新機軸の背びれから放射する核レーザーも違和感なく美しい。監督が目指したのは、実写映画ではなく、実写に限りなく近いアニメなのだろう。自衛隊の戦車もアニメのように軽く動く。
 物語的には、メインのアイデアとなった灼熱の赤ゴジラをはじめ、過去のゴジラ映画からの引用も多く、あえて新曲を使わず伊福部サウンドで押し通すのも、あざとくもオタクマインドをくすぐる。
 映画としての欠点は、ネットでユーザー批評が「ゴジラ会議」と揶揄しているごとく、会議場面が長いこと。ゴジラの活躍より、怒鳴りあっている人の顔のアップが長いのだ。金のかかる合戦場面を最小にして会話で時間を稼ぐ大河ドラマみたいだ。
 おかげで一緒に行った我がツレアイは、延々と続く会議に飽きて寝こけ、肝心のゴジラの咆哮・大破壊シーンを見損ねたと不満顔。会議場面を半分にすれば大傑作になったであろうに残念。
 怪獣映画に政治性(ポリティカルシミュレーション)はあっても良いが、政治場面はいらない。


GODZILLA


 P.S. 東京全域を壊滅させ、最後は、東京駅を寝床に討死(?)するゴジラだが、首相を疎開させる場面はあっても、天皇を避難させる話は出てこない。大災害が東京を見舞えば、当然、象徴天皇の保護も最重要課題となる筈である。国のあり方(国体)に関する疑似政治学的な議論がウリ(?)のこの映画にしては不自然ではないか、被害地域に含まれている筈の皇居炎上の描写もない。
 タブーでもあるのかいな。
 帝都大戦の荒俣宏だったら、現人神が、荒ぶる神ゴジラを祈祷で退散させる場面を入れるんじゃなかろうかと夢想する。


スター・ウォーズ/フォースの覚醒2015/12/23 23:30

□最初の感激にはやはり・・・

 スター・ウォーズの最新作「フォースの覚醒」を観てきた。
 う~む、シリーズ第一作の最初の感激には、やはり及ばずであった。あえて言えば、壮大な二番煎じであった。
 映画というものは面白いもので、特映のような技術オリエンテッドなものでも、16年の時を経て、格段と進歩したSFXやコンピュータグラフィックスをつぎこんでも、最新作が一番素晴らしいと言う訳にはいかないものらしい。
 時間も少々長すぎた。
 2時間半、3D眼鏡をかけていると、結構、肩が凝るのだ。
 あと、上映時間の都合で吹き替え版を観たのだが、あの名台詞「May the force be with you.」が原語で聞けなかったのは、ちと残念だった。どうせ、子供たちは、同時に上映されているジバニャン(妖怪ウォッチ)の方に流れて行ってしまうので、今や大人向き映画のスター・ウォーズは、全部字幕版でも良いのではないか?


SWフォースの覚醒


水木しげるさん逝去2015/11/30 22:31

□継ぐのはジバニャンか?

 「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんがなくなられた。
 戦争で左手を失い、片手1本で描かれた妖怪漫画は、実はこの上ない人間賛歌であった。 
 鬼太郎からジバニャンへ、バトンは継がれたか?
 享年93歳、合掌。


目玉親父の涙


生頼範義さん逝去2015/10/31 18:51

□SF画界のミケランジェロ逝く

 筋肉隆々たる肉体表現で、故小松左京にミケランジェロと称賛された画家の生頼範義さんが、27日に肺炎で亡くなられていた。
 SFファンには、SFアドベンチャー誌の表紙で、一般には、スターウォーズのポスターで知られていた。
 享年79歳。合掌。


猫不動
             イメージ写真


進撃の巨人2015/10/04 22:41

□パート1&2を一気観、
  巨神兵になっていた巨人。

 今、映画館では、進撃の巨人のパート1と2を同時に興行している。
 ということで、一挙に観てみた。
 但し、時間帯の都合で、パート1は「おおたかの森TOHOシネマズ」で、その終了直後にTXに飛び乗り、25分後に上映されるパート2を次の駅の「MOVIX柏の葉」で観るという、立体機動を駆使した慌ただしいものになった。
 映画の出来は、一応面白い。売り物の特撮とCGを組み合わせた巨人も、まんずまんずである。人間の体をほんの少しデフォルメしたものが一番不気味だという感じを良く出していた。しかし、全体には、惜しいというか、もうちょいというものだった。
 原作マンガでは、舞台は、安野光雅が描きそうな中世ヨーロッパ的な街で、そこを騎馬兵が巨人を追って駆け巡ることで、陰惨ではあるがどこか牧歌的なイメージの、SFとファンタジーの絶妙な塩梅を醸し出していた。
 一方、映画では、「軍艦島」をロケ地に使い、馬の代わりに軍用トラックで移動していたので、核戦争後のマッドマックス的廃墟というか、今ではあまり珍しくない世紀末世界のイメージになって独自色が薄れた。その所為か、出てくる巨人も、巨人と言うよりは、特撮版ジブリの「巨人兵」みたいなもんに見えてくるのであった。
 予算か、俳優の訓練の都合で騎馬が使えなかったとすれば、誠に残念である。
 また、途中、唐突に、「2001年宇宙の旅」の有名な白い部屋へのオマージュと思しき画面が挿入されるが、マンガのファンにとっては、「なんで?」だろう。巨人の謎解きも、平凡な理詰めで、余韻が残らず、これでは続編は作れないと思う。
 つまり、いろんな所から持ってきたアイデアを詰め込みすぎたんじゃなかろうか、素直に原作の世界観(21世紀の王道少年漫画)を踏襲した方が良かった気がする。
 そんな訳でか、TVで絶賛上映中と言ってた割には、パート1、2ともに、館内はガラガラであった。


進撃の巨人
進撃巨人


ジュラシック・ワールド2015/09/06 23:37

□ラプトルが可愛い。

 雨が降るかもしれない日曜日は、濡れる心配のない映画館で過ごすに限る。蘇った恐竜世界を舞台にした「ジュラシック・ワールド」を観た。
 夏休みも過ぎたのに結構子供もいて、最近の映画館には珍しく館内が混んでいたのはご同慶のいたりである。ま、その分、同時期公開の国産実写モンスター映画の「進撃の巨人」は客を取られたみたいで、同じシネコンなのに、早くも上映時間が朝と夜の行きにくい時間帯に押し込められていた。
 さて、肝心の映画であるが、最初から最後まで恐竜が暴れまわり、人がばかばか食べられるので、面白いと言えば面白かった。T-rexに協力するラプトルもけなげで可愛い。
 但し、SF映画としてもスリラー映画としても、センスオブワンダーやハラハラドキドキ感は、元祖「ジュラシック・パーク」にははるかに及ばないのも事実である。どうしても二番煎じであり、新鮮さには欠けるのだ。
 最新の学説に基づき、羽毛恐竜でも登場させてほしかったな。

 
JW


無事生還2015/07/13 17:30

□ I'm home.

 ジローは、2015年病院の旅から無事生還した。
 高円寺博士は、鮮やかなメスさばきで、キカイダーの体から針金とチタンプレートを除去して、無事、真人間に戻してくれた。
 ありがたや、ありがたや。


病院


クラシックカー博物館2015/06/28 02:13

□マッハ号を観る。

 那須には何回も行っているので、めぼしい所は大体見て回り、今は、落穂拾いのように、マイナーな博物館を回っている。今回は「クラシックカー博物館」というのがあるよと車好きの知人が言っていたので覗いてみた。
 思ったよりはこじんまりとした個人博物館であったが、ウォシャウスキー兄弟監督の映画「スピード・レーサー(2008)」のプロモーション用に作ったマッハ号のモックアップが観れたのは、まあ良かったかな。


クラシックカー博物館
クラシックカー博物館
クラシックカー博物館
クラシックカー博物館