宇宙で生き物を探す話2018/02/18 19:32

□サイエンスカフェ:たんぽぽ計画と生命探査(東京薬科大学 山岸明彦)

 我孫子市の近隣センターで、面白い科学講演を聞いてきた。
 演者の山口先生は、国の研究費を貰って、ジェット機や気球、さらには国際宇宙センターを使って、成層圏や宇宙に飛び出しているかもしれない細菌を集めている研究者で、火星の生き物探し計画も立案したそうだ。
 先生によると、真空や放射線に耐えられる微生物は結構いるので、宇宙から最初の生き物が地球に来た可能性もないわけではないらしい。また、宇宙には有機物が結構多くて、実験室レベルでは、それらの材料からRNAも合成されていると言う。生命と言うものは、存外、普遍的に存在できるものかもしれない。
 聞いていると、僕の生きている中にも、地球外生命の発見や、人工生命誕生のニュースを聞けるような気もしてきて、良い知的刺激になった。


我孫子市北近隣センター


おやUFOが!?2018/01/25 20:27

□電灯傘型UFOか?

 所用で吉祥寺に行った。ここもまだ雪が残っていた。
 折角なので、「武蔵野八幡宮」に詣でた。
 帰ってから、ケータイで撮った写真を見返すと、右上に何やら妙なものが写りこんでいた。パソコン上で拡大して、詳細に画像解析してみると、アダムスキー型の空飛ぶ円盤であった。
 否、形状が照明用電灯の傘に酷似しているので、新たに電灯傘型UFOと命名するべきかもしれない。それにしても、背後にある正体不明の照明柱のようなものが気にかかる。


武蔵野八幡宮
武蔵野八幡宮
UFO?


sick joke?2018/01/21 23:45

□喫煙は、ゾンビ化の原因の一つとなります。

 散歩してたら、タバコ屋の前にゾンビマネキンが飾ってあった。
 吸い過ぎるとゾンビになるというシックジョークかな?
 

ゾンビマネキン


生頼範義展2018/01/19 22:46

□SF界のミケランジェロが遺したもの

 いみじくも、「ミケランジェロ」と小松左京が評したイラストレータ、生頼範義(2015年逝去)の展覧会を上野の森に観に行った。
 会場には、氏がカバー絵を描いたおびただしい数のSF本を積み上げたオーライタワーが屹立し、貴重な数百点の原画とともに、不世出の画家の業績を伝えた。
 僕は、代表作の美女戦士の繊細な筆致に目をこらしながら、氏は、リキテックスの使い方を最高に極めたイラストレータのおそらく最後の一人であろうと思った。今の世代は、ほとんどパソコンで描くので、絵の具を使わないのだ。


生頼範義展
生頼範義展


利根運河に河童2017/12/12 18:32

□河童の居る川(つげ忠男)

 何気に、昔のマンガのアンソロジーを見ていたら、面白い発見があった。
 かの「ねじ式」で有名なつげ義春の弟のつげ忠男の漫画も収録されており、題名は、ずばり「河童の居る川」、で、その川というのが、なんと利根運河なのだ。
 そうか、運河駅のそばには、河童が棲んで居るのだ。
 知らんかった!?
 せっかく居るのだから、流山市は、我孫子のウナ吉さんに対抗して、河童をゆるキャラにしたらどうであろうか。
 ちなみに、漫画の中でも、作中の作田さんには河童が見えるらしいが、他の人にも読者にも河童は姿を現さない。


つげ忠男
つげ忠男


IT2017/12/11 00:18

□アイティーじゃないよ、イットだよ(ネタバレ有り)

 1990年に放映されたスティーブン・キング原作のTV特番「IT」のリメイク映画。
 原作が同じなので、当たり前だけど大筋の話はTV版と同じであった。
 ただ、TV版では、最後に蜘蛛の化け物みたいなもんだと明かされるITの正体が、今回の映画では、冒頭からネズミのような歯を持った化け物と映像的に見せてしまうので、これは、前の方が良かったような気がする。
 全体的には、キングらしい、恐怖に満ちた青春映画で、ジェットコースターに乗ったように絶え間なくドキドキさせてくれた。
 しかし、アメリカの家族って、平穏無事な所は本当に少ないんだね。
 ところで、映画を見ると、27年ぶりにリメイクされたのには理由があることが分かるのだ。


IT


ブレードランナー20492017/11/27 17:09

□レプリカントは電影少女の夢を見るか?

 上野のパルコやの上に開店したTOHO CINEMASに行って、「ブレードランナー2049」を見て来た。
 入り口でゴジラが迎えてくれた。嬉しい。
 映画の出来は、ずばり、続編は辛いよ。
 大体、続編で一作目を超えたのは、僕が見た限りでは「リング2」だけだ。一作目で観客を驚かせたアイデアは、2作目では当然の前提になるので、結局、2作目は、一作目の詳細解説版みたいなことになって、センスオブワンダーに欠けるからである。
 本ブレードランナー2作目も、主人公のレプリカントにヴァーチャル恋人(電影少女!?)が居るなど、それなりに新味を出そうと頑張っているのだけれど、反乱できないデザインの筈のレプリカントが反乱するとか、想定外の奇跡が起きていたとか、話を展開させるための設定破りが不自然すぎるので、SF味が逆に薄まっている。
 ところで、悪役の目が白内障にかかった犬みたいで怖いのだが、一種の差別的表現ではないのか、大丈夫か?


上野東宝シネマ


永井豪自伝2017/11/18 16:16

□ヴィンテージ漫画館(永井豪)

 マジンガーZ、デビルマン、そして忘れられないハレンチ学園の漫画家、永井豪の自伝。ギャグマンガでデビューして、超絶SFアクションのバイオレンスジャックに至るまでの半生記。
 デビルマンなどあの世のことを描こうとすると、勝手にキャラが動き出し、何かに憑かれたように体調が悪化したとのこと。
 命がけで描いていたのだ。
 

永井豪自伝


我孫子国際野外美術展2017/10/31 21:00

□台風にも負けず、あるいは捕獲された宇宙人。

 毎年我孫子で開かれる、国際野外美術展を今年も観て回った。今回は、電車で布佐まで行って、そこから二大会場の「宮ノ森公園」と「布佐市民の森」を歩いて回った。これまで自転車や自動車で回った時には気付かなかったが、柏からは意外と遠い所であった。我孫子市が広いというか辺境の地である。
 美しい紅葉の中、自然と調和した現代彫刻が多く、素材も枯れ枝や枯草に似たものが多いので、遠目で見るとあまりにも自然と一体化していて、単なる伐採屑のようにも見える作品もあるが、皆よく見るとなかなかに雅趣に富んでいた。なかには、モスラの卵も混じっていた。親が居るともっと良かった。
 また、布佐市民の森では、墜落した宇宙船と捕獲された宇宙人が、ロズウェル博物館のごとく展示されていたので、SF人は必見であろう。
 なお、作者の一人が会場に居られたので、お聞きすると、ここ数日の台風で作品が吹き飛ばされないようにと、設置にはかなりの気を使ったとのこと。


我孫子国際野外美術展
我孫子国際野外美術展
我孫子国際野外美術展
我孫子国際野外美術展
我孫子国際野外美術展
我孫子国際野外美術展


アニメの世界浸透と拡散2017/09/02 23:10

□オタク・イン・USA-愛と誤解のAnime輸入史
                         (パトリック・マシアス著、町山智浩編・訳)

 カリフォルニア州に生まれ、怪獣とアニメにあこがれた末に東京に在住しているアメリカ人のアニメ考を、東京で生まれ、カリフォルニアに住んでいる日本人が編集・翻訳した、オタクによるオタクのためのオタク史本(住所はいずれも2006年出版時)。
 Anime輸入史とあるが、原作マンガや怪獣映画・特撮ヒーローも扱われており、アメリカにおける日本のポップカルチャーの浸透と拡散の記録となっている。日本側から見れば、アメリカのオタク(NERD、GEEK)コミュニティを突破口にしたクールジャパンの売り込みの歴史とも言える。アニメではないが、失敗に終わった「ピンクレディー」のアメリカ進出も、この流れの中で紹介されている。
 扱われているのは、アトムよりもう少し後の時代、ガンダム、セーラームーン、うる星やつら、攻殻機動隊辺りまでだが、宮崎駿やポケモンなどのメジャーな題材は、さらりと流され、「やおい」マンガの米国上陸などが、オタク的に書き込んであるのが面白い。但し、宮崎アニメのオスカー受賞作を「もののけ姫」としているのは明らかな事実誤認(正しくは「千と千尋の神隠し」)で、著者のオタク力にやや疑問が生じる。
 小池一夫・小島剛夕の「子連れ狼」がマーベルコミックに与えた影響分析などは、日本人では気づきにくい視点として面白かった。高千穂遥の「ダーティ・ペア」もアメリマンガ(アメリカ版マンガ)になり、独自の進化を遂げたようである。
 本書を読むと、今やほとんどの日本のアニメ・漫画・劇画は、米国進出を果たしたように思えるが、何故か、かの過激なレディースコミックについての言及はなかった。著者の趣味に合わなかったのか、あるいは現在、上陸中なのか・・・。
 表紙見開口絵のアニメ・コンベンションに集う全米のコスプレイヤーの写真は、ある種天国のような悪夢のような・・・・それだけでも一見の価値あり。
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