ボーダー2019/11/16 22:43

□実写版ムーミン!?

 北欧のスティーブン・キングとも言われているヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの短編に基づくダーク・ファンタジー。
 実に不思議というか変な映画で、ネタバレになってしまうので詳しく書けないが、実写版ムーミンのようなものである。逆にこの映画を見ると、何故実写版ムーミンが作られないのかがよく分かる。かなり不気味な代物になるのだ。

眉村卓さん逝去2019/11/04 12:58

□官僚SFのパイオニア

 「消滅の光輪」など司政官シリーズで知られるSF作家の眉村卓さんが3日なくなられていた。官僚SFという新ジャンル(本人によれば「インサイダー文学」)の開拓者だった。作品は、さらりまん時代に愛読したが、テクノクラートの技術者倫理という、今日でこそ重要な問題も含まれていた。
 死因は誤嚥性肺炎、享年85歳。合掌。

吾妻ひでおさん逝去2019/10/22 17:40

□二つの日記

 星雲賞、手塚治虫文化賞受賞の漫画家、吾妻ひでおさんが13日に逝去されていた。かねてから食道がんで闘病中だったようだ。
 もえもえSFマンガの開拓者とも言える同氏だが、僕には、「不条理日記」と「失踪日記」の二作が特に印象深かった。
 享年69歳、合掌。

天気の子2019/09/16 19:20

□雨の日に観る天気の子、ネタバレ有り

 ちょうど雨だったので、敬老の日にシニア割引を使って、今話題の新開監督の「天気の子」を観てきた。基本は典型的な「A Boy Meets a Girl. 」Storyだが、それにSF風味のファンタジーがふりかけてあるのが新開流というか、最近のアニメの王道。
 で、SFの部分なんだけど、結構オチがすごかった。
 え、まさか、そのままホッタラカシなんですか、いいんですか、
 あ、はい、それでも何とかなるのですか。
 これは、異常気象と海面上昇が押し寄せてきてもそれでも世界はなんとか生き延びていく(あるいは生き延びていくしかない)という、気候変動適応マンガだったのだ!?

SCの恐竜2019/07/14 20:56

□河野典生さんのSF風景のような。

 おおたかの森ショッピングセンターに酒を買いに行ったら、エレベータの脇で、草食恐竜が首をゆらしながら愛嬌を振りまいていた。街の中を恐竜の幻が歩き、JAZZが流れる、そんな河野典生さんのSF風景をちょっと思い出した。


おおたかの森SC


GODZILLA2019/06/05 20:05

□ネタばれあり GODZILLA: KING OF THE MONSTERS

 ハリウッドGODZILLAの第2作目(エミリッヒ・ゴジラを入れれば第3作目だが、あれはみんな無かったことにしたいであろうので)、ラドンもモスラもキングギドラも出て、早くも怪獣大行進、オールスター出演である。
 前作に比べて、渡辺謙(芹沢博士)の出番が多く、台詞も(ミュージカルで鍛えられて英語が上達したためか?)随分と長い。準主役級の結構いい役だと喜んでいたら、最後はステロタイプな特攻日本人にさせられていた。ちと微妙な気分である。
 本作は、すでにオールスターキャストなので、これでもうシリーズは終わりじゃないかと危惧したが、ラストは、しっかりと次作に繋がる場面だった。しかし、前述の理由で芹沢博士の出番はもうないのだ。
 なお、伊福部昭の、かの隠れストラビンスキー的なゴジラのテーマが、重要な場面できちんと流れるのを聴くのはとてもうれしかった。
 しかし、アメリカ人は、本気でゴジラ(核兵器)を制御・活用できると思っているらしい、今回の太ったゴジラはトランプに似て見える、慢心ではないか?


GODZILLA


名探偵ピカチュウ2019/05/09 20:09

□毛がほわほわしていた。

 ハリウッド製の実写版ポケモン映画を観てきた。
 おっさんくさいピカチュウが出てくるというので、TEDみたいなもんを想像していたら、意外とまともなポケモン映画だった。その分、大人向けなのか子供向けなのか中途半端な感じで、あんまりヒットしないと思った。映画館にも子供が来ていなかったので、少なくとも日本での興行成績は望めないであろう。
 実写版(と言ってもCGなのだが)で分かったのは、アニメでは不明であったピカチュウの身体の表面が、ほわほわと毛皮で覆われていたこと。やはり、ピカチュウの正体は、ネズミの一種、黄色い電気ネズミだったのだ。




ゴジラvsキングギドラ2019/05/01 16:37

□最初に観た時より面白く感じた。

 駅前のキネマ旬報館でリバイバル上映を観た。本当は、キングギドラが初めて登場した「三大怪獣 地球最大の決戦(1964)」と間違えて観たのだけれど、予想以上に面白かった。
 不思議なことに、封切時(1991)に観た時よりも面白く感じたのだ。


キネマ旬報


EVAみたいな彫刻2019/04/22 22:44

□膨らむイメージ・躍動する生命力(スイス・日本文化交流展)

 「上野の森美術館」で無料の展覧会を覗いたら、津田裕子という作家が、エヴァンゲリオンの新作の使徒みたいな奇妙な人型決戦彫刻を出していて、面白かった。


上野


ブラックホールの写真2019/04/10 23:08

□ウルトラマンもびっくり!?

 日本も加わる国際チームの研究成果として、M87銀河の巨大ブラックホール(太陽の質量の65億倍)の写真が公開された。正確には、あまりの重力に光も出られないブラックホール自体は写らないため、境界周辺から発するガスに縁どられたブラックホールの影絵だ。
 地球上の8台の電波望遠鏡を仮想的に結合して、巨大な望遠鏡として使う技術を駆使して写したそうだ。ブラックホールの直接的な映像はこれが初めて、M87銀河(星雲)は、ウルトラマンの故郷なので、彼らもびっくりしているだろう。


国立天文台発表