プーと大人になった僕2018/09/25 17:50

□残念な映画

 雨の日は映画館に行こう、散歩にも行けないから。
 そう思って「プーと大人になった僕」を観に行ったが、ビジュアル的にも、筋的にも少々残念な映画だった。
 しゃがれた声で「クリストファー・ロビン」と不気味に囁く、毛皮の擦り切れたような熊の縫いぐるみは、あまり可愛くなく、「大人になった僕」の日常の描き方も、ステロタイプで妙に説明的なので、観ていても、それほど子供時代に戻りたい気分が湧いてこない。笑いやアクションなどの刺激も少ないので時々、ふっと眠くなる。
 同じ「大人のぬいぐるみ」映画ならば「童心を取り戻す」クリストファー・ロビンではなく、「童心のまま大人になってしまった」”Ted”の方が爽快感もあって面白かった。
 あと、この映画では、仕事のために家庭をないがしろにする父親と、子育てに専念する母親という対比が、一つの軸になっていたが、これも、ほとんどの家庭が共働きになった今では、古臭い。そのためか、映画の設定年代は、(車の型から考えて)1950年代ころにしてある。つまり、どのみち、現代ではなりたたないお話なのだ。
 ところで、この映画は、子供が喜ぶとはとても思えないが、かと言って、前述の”Ted”のように、はっきりと大人向けでもない。誰に見せるつもりだったんだろう。その曖昧さの為か、映画館はがらがらだった。

カメラを止めるな!2018/09/18 17:56

□ミッションインポッシブルよりも面白い!!!?
  One cut of the dead

 いや~、面白かった。
 今年観た映画の中では、「ミッションインポッシブル」を抜いて一位の面白さだ。
 片や製作費二百億円、こちらは三百万円!
 映画は金ではない!情熱だ~!!!?
 ネタバレになるので詳しくはかけないが、ゾンビ映画にして、映画の映画、メタ映画だ、そして家族の物語だ。
 見るべし、見るべし、見るべし!!!


カメラを止めるな


ジュラシック・パーク2018/09/01 18:25

□MX4D初体験

 「ジュラシック・ワールド」の最新作「炎の王国」を16号線沿いの巨大モール「セブンパークアリオ柏」まで観に行った。何故、家から遠い7パークに行ったかと言うと、椅子が動くと評判の最新体感映像設備「MX4D」で観たかったからだ。
 で、これが大正解だった。恐竜の足音にあわせて、座席はマッサージチェアのようにズンズンと揺れ、恐竜の鼻息まで風で再現されるので、ジュラシック・ワールドのような、ハラハラドキドキのジェットコースタームービーにはぴったりの設備であった。映画を観賞するというよりも、遊園地のアトラクションを楽しむ感覚に近い。
 観る前は、通常の観賞券にプラス1300円(3D眼鏡は持参)は、高いなあと思ったのだが、今では、この方式にはまる映画があれば、また試しても良いと思っている。
 帰り道、今日も突如の雷雨に襲われる。


柏7パーク


MI:FALLOUT2018/08/19 02:20

□ひたすら走るトム・クルーズ

 ミッション・インポッシブルの最新版フォールアウトを観た。
 50歳代のトム・クルーズの捨て身のアクションシーンが売りだ。ともかく、よく走り、よく飛び降りて、骨折したらしい。
 前作の敵役のシンジケートの親分が、今作では核爆弾のボタンを押してイーサン・ハントを追い詰める。迫りくる世界の危機、派手なカーチェース、謎の美女の暗躍,
程よいSF風味と、これは完璧な娯楽活劇映画だ。料金分は必ず楽しめる。
 さて、この雰囲気どこかで嗅いだと思ったら、そうだ、まさしく昔の007だ。なるほど、トムもおっさんになったので、もともとおっさんだったショーン・コネリーが主役のボンド映画と、話の造りが似て来るのだと納得。但し、ここでのイギリス諜報部MI6は、少々悪役ぽい。

レディ・プレイヤー12018/08/17 20:00

□おもちゃ箱鵜をひっくり返したような楽しさ

 スピルバーグ監督が、自分が好きな世界中の特撮、アニメ、ゲームのキャラクターを詰め込んだ、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい映画だった。
 ゲームの世界での攻防と現実世界の策略が行きつ戻りつして描かれるが、筋は、あんまりどうでもよく、よく見知ったキャラクターが飛んだり跳ねたりするのを率直に楽しめばよい。ガンダムやメカゴジラも重要な役!?で出演している。
 監督自身のキャラクターは、バックトゥーヒューチャーの車型タイムマシン、デロリアンとジェラシックパークの恐竜くらいと露出が控えめだが、シリーズ化する気が満々なタイトルから、次作で、ETやインディ・ジョーンズが出てくるのを期待しよう。その際は、日本からは、やはり、鉄腕アトムには、出てほしい。


映画


ウィンチェスターハウス2018/07/22 21:36

□少しは涼しくなれたかな?

 あんまり暑いので、以前に一回行ったことのある、加州はサンノゼの「ウィンチェスター・ミステリーハウス」を題材にしたオカルト映画を観に行った。
 お話自体は、「だったらやんなきゃ良かったのに」というしょうもない因果応報この恨みはらさずにおくかストーリーだったのだが、まあ、思ったよりは楽しめた。
 あんまり人気がなかったらしく、小さな、しかしプレミアムな映写室でゆったりと観賞出来たのもGoodであった。


ウィンチェスターハウス


Remember Me2018/07/15 20:59

□やっぱり墓参りはしよう

 最近のディズニー/ピクサーのアニメの中で一番傑作なんじゃなかろうか、話のベースになったメキシコの「死者の日」と日本のお盆と、底にある死生観が似ているせいか、率直に感情移入が出来て、やっぱり、たまには仏壇の遺影の埃を払ったり、墓石も磨かにゃあいかんなあという気になってくる。


Remember Me


ラプラスの魔女2018/06/10 23:14

□櫻井君はおじさんになった。

 知人のくらいめいと教授も宣伝に一役買った映画「ラプラスの魔女」を義理立てて観た。最初の出だしは、科学的トリックを使う真犯人対頭脳明晰ガリレオ探偵みたいな雰囲気で期待が持てたのだが(と言っても、ビニール袋被せてガス吸わせればそれです済むのでトリックもくそもないのだが、それでは身も蓋もない)、そのうち中途半端な超能力者ものになり、有り得ない偶然を必然とするクライマックスも今一盛り上がらず、エピローグもだらだらと長過ぎて、すっきりしない映画だった。
 広瀬すずが可愛いだけでは、観客も伸びず、早々に夕方の時間帯に押し込められたのもむべなるかなである。今やおじさんの櫻井翔も玉木宏も大した見せ場は無し、豊川悦治の怪演も上滑りし、唯一リリー・フランキーがひょうひょうとした役柄でもうけた。久しぶりに見たサトエリは、色気の抜けたやつれ顔でちと可哀想。
 映画としては、いっそのこと、派手にアクションに振って、「神狩り(山田正紀)」みたいな男女2人の超能力者合戦にしたほうが良かったのではないかなあ~

犬ヶ島2018/06/02 20:13

□素晴らしい人形アニメーション

 気の遠くなるような作業を積み重ねた人形ストップモーションアニメが描く、少年アタリと犬たちの献身と友情の物語。
 架空の近未来日本、ウニ県メガ崎市犬ヶ島(ゴミの島)で、少年は捨てられた愛犬スポッツに再会できるのか!?
 すべては猫の陰謀だったのか!?
 オノ・ヨーコさんも特別出演!
 僕には、「ピーター・ラビット」の三倍以上面白かった。
 お薦め度五つ星!☆☆☆☆☆!
犬ヶ島


ピーター・ラビット2018/05/26 21:36

□人参をめぐる戦い、あるいは、男と女と兎の三角関係

 絵本が動き出す実写版ピーター・ラビットを観た。
 CGアニメのピーターは、本物みたいに表情豊かに動き回り、人間の俳優と共演しても違和感がないのは凄い技術と演出だ。
 田舎を舞台に、男と女と兎の三角関係がどたばたと回るので、The Shape of Water(半魚人物語)と同じ、異種間の愛の物語とも言えるのだが、僕は、SF味の濃い半魚人の方が好みかな。
 青いジャケットを着せるだけで、兎が人間くさくなる、原作のアイデアの秀逸さ。


ピーター・ラビット