ブルーノートレコード2019/09/18 22:56

□ヒップホップも元はジャズ

 ジャズ史上に燦然と輝くブルーノートレコードを描いたドキュメンタリーを、つまりはモダンジャズの歴史早わかりみたいな映画を観た。ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターのインタビューも入っていた。
 面白く思ったのは、今を時めくヒップホップも、ブルーノートレコードのサンプリングから始まったということ。
 ふーん、そうだったんだ。

天気の子2019/09/16 19:20

□雨の日に観る天気の子、ネタバレ有り

 ちょうど雨だったので、敬老の日にシニア割引を使って、今話題の新開監督の「天気の子」を観てきた。基本は典型的な「A Boy Meets a Girl. 」Storyだが、それにSF風味のファンタジーがふりかけてあるのが新開流というか、最近のアニメの王道。
 で、SFの部分なんだけど、結構オチがすごかった。
 え、まさか、そのままホッタラカシなんですか、いいんですか、
 あ、はい、それでも何とかなるのですか。
 これは、異常気象と海面上昇が押し寄せてきてもそれでも世界はなんとか生き延びていく(あるいは生き延びていくしかない)という、気候変動適応マンガだったのだ!?

The Lion King2019/08/21 23:42

□すごいCG技術

 超実写という謳い文句のディズニーアニメ「ライオンキング」を観てきた。
 なるほどすごいCG技術だ。アニメ的なデフォルメは巧妙に抑制され、特に出だしの動物群の疾走は実写と見まがうばかりだった。僕は、「ジュラシックパーク」を最初に見た時の感動を思い出したよ。
 物語自体は、素直な勧善懲悪、「王の帰還」で、素直に楽しめた。
 この技術とスタッフで、手塚治虫の「ジャングル大帝」をリメイクしてくれないかな?
 虫プロとディズニーの凶作ということで。
 駄目ですか!(*▽*)!

GODZILLA2019/06/05 20:05

□ネタばれあり GODZILLA: KING OF THE MONSTERS

 ハリウッドGODZILLAの第2作目(エミリッヒ・ゴジラを入れれば第3作目だが、あれはみんな無かったことにしたいであろうので)、ラドンもモスラもキングギドラも出て、早くも怪獣大行進、オールスター出演である。
 前作に比べて、渡辺謙(芹沢博士)の出番が多く、台詞も(ミュージカルで鍛えられて英語が上達したためか?)随分と長い。準主役級の結構いい役だと喜んでいたら、最後はステロタイプな特攻日本人にさせられていた。ちと微妙な気分である。
 本作は、すでにオールスターキャストなので、これでもうシリーズは終わりじゃないかと危惧したが、ラストは、しっかりと次作に繋がる場面だった。しかし、前述の理由で芹沢博士の出番はもうないのだ。
 なお、伊福部昭の、かの隠れストラビンスキー的なゴジラのテーマが、重要な場面できちんと流れるのを聴くのはとてもうれしかった。
 しかし、アメリカ人は、本気でゴジラ(核兵器)を制御・活用できると思っているらしい、今回の太ったゴジラはトランプに似て見える、慢心ではないか?


GODZILLA


グリーンブック2019/05/30 19:40

□一つのロードムービーの典型

 1960年代の黒人差別がまだ露骨であった南部に、あえて演奏旅行に出かけた人気黒人ピアニストとその運転手兼ボディーガードのイタリア系白人との反感と友情を描く道中記。最終的には仲良くなるので後味はよろしい。
 映画で描かれるのは、アレサ・フランクリンが人気絶頂のころのアメリカだが、僕が同時代的に知っているあの時代でも、高級レストランへの黒人の入場拒否などが普通に悪意なく行われていたんだと改めて驚いた。
 基本ロードムービーなので、主人公たちは、演奏会場から次の会場へと延々と車を走らせるが、酒飲んでから普通に運転しているのが時代だ。
 

GreenBook


翔んで埼玉2019/05/11 20:02

□怪演対決(ネタバレあり)

 駅前のキネマ旬報館で、「パタリロ」の魔夜峰央の漫画を原作にした「翔んで埼玉」を観た。GACKTの主役・怪演で話題となった映画だが、敵役の伊勢谷友介も負けず劣らずの怪演で、もう一人の主役の二階堂ふみは完全に食われていた。
 ふなっしーも賛助出演の捧腹絶倒のギャグ満載で、千葉県民の僕も十分に楽しんだが、気になったのは、映画では、千葉と埼玉が組むこと。チバラギと言われるくらいなのだから、本当は千葉は茨城と連合するのが史実に近いのではないか。
 次作があれば検討を望みたい。 


             悪の総本山 都庁内部

名探偵ピカチュウ2019/05/09 20:09

□毛がほわほわしていた。

 ハリウッド製の実写版ポケモン映画を観てきた。
 おっさんくさいピカチュウが出てくるというので、TEDみたいなもんを想像していたら、意外とまともなポケモン映画だった。その分、大人向けなのか子供向けなのか中途半端な感じで、あんまりヒットしないと思った。映画館にも子供が来ていなかったので、少なくとも日本での興行成績は望めないであろう。
 実写版(と言ってもCGなのだが)で分かったのは、アニメでは不明であったピカチュウの身体の表面が、ほわほわと毛皮で覆われていたこと。やはり、ピカチュウの正体は、ネズミの一種、黄色い電気ネズミだったのだ。




ゴジラvsキングギドラ2019/05/01 16:37

□最初に観た時より面白く感じた。

 駅前のキネマ旬報館でリバイバル上映を観た。本当は、キングギドラが初めて登場した「三大怪獣 地球最大の決戦(1964)」と間違えて観たのだけれど、予想以上に面白かった。
 不思議なことに、封切時(1991)に観た時よりも面白く感じたのだ。


キネマ旬報


マスカレード・ホテル2019/04/20 22:53

□もっと華やかな方が良い。

 ご近所の弐番館でやっていたので観に行った。
 キムタク(木村拓哉)さんがちゃんと演技していたので驚いた。ピンの役者として生きていきたいのだ。そうであれば、実はもうSMAPはどうでも良かったのだと、あの解散騒ぎの際の立ち位置に納得した。
 話はいわゆるグランドホテルもので、各エピソードを束ねるのは殺人事件だ。タイトルの割には、犯人も被害者も貧乏たらしいのが残念だ。もっと忖度したりされたりしているらしい上流階級の虚飾を派手派手しく、かつコミカルに描いて欲しかった。

おかえり、ブルゴーニュへ2019/01/16 22:45

□味の薄い前菜みたいな・・・

 観ればワインが飲みたくて堪らなくなり、近場のフレンチレストランに駆け込みたくなる映画かと思ったら、それほどではなかった。
 一度は故郷を捨てた老舗ブルゴーニュワインの御曹司が、父親の死去を契機に実家に戻り、兄妹で力を合わせて、一級畑とワイナリーを守るという、どこかで聞いたことのあるような気もするお話。
 季節により移り変わるワイン畑の丘は一応美しいのだが、凄くというほどではなく、ワイン造りの描写もそれほど丁寧では無かった。
 ただ、少量生産のこだわりワインは、未だに葡萄を裸の足で踏みつぶしているということが分かって勉強になった。但し、ローマ時代には乙女が踏みつぶしていたらしいが、今はむくつけきオッサンも参加していたので、見なければ良かったと思った。
 全体に、味の薄い前菜のような印象の映画。