高木竜馬ピアノリサイタル2018/02/17 18:55

□おまけのショパンが素敵

 千葉県出身のピアニスト、高木竜馬のリサイタルが柏であったので聞きに行ったが、会場は半分も埋まっていなかった。
 演者の名前が知られていなかったことと、入場料が三千円とやや高めだったこともあるが、一番の理由は、当日のこの時刻が、金メダル2連覇を賭けた羽生弓弦のピョンチャン五輪男子フィギア決勝戦と奇しくもぴたりと一致した為であろう。
 我々も予約時に知っていれば、家で観戦していた訳で、仕方がないので小型携帯TVを消音して、こっそり見ながらの落ち着かない音楽観賞となった。
 高木の演奏自体は、力強くも美しい音色で素晴らしく、この奏者の力量が世界レベルであることは十分に分かったが、ベートーベンやショスタコーヴィッチなどの重い曲が多かったせいか、やや地味な印象を受けた。
 中休み明けには、羽生選手が見事金メダルを獲得したことが司会から聴衆に伝えられ、皆が喜ぶ中、アンコールで、羽生選手がSPで演じたショパンの曲が演奏されたのはとても良かった。


アミュゼ柏


羽生金メダル連覇2018/02/17 23:26

□歓喜にあふれるプーさんの海

 ピョンチャン冬季五輪の男子フィギア決勝(FS)で、羽生結弦が昨日のSPとあわせた総合点でトップに立ち、ソチ五輪に続いて金メダルを獲得した。
 パトリック・チャンなどのライバルが次々と転倒して、いわば敵失に助けられた形の前回の金メダルと違い、今回は、300点代が僅差で並ぶガチンコ勝負を、昨年11月に負傷した足で滑りぬいたのだから大したもんだ。
 宇野昌磨もフェルナンデスに競り勝って銀メダルに輝いたので、今日は、日本から大挙応援に韓国に渡った、男子フィギア追いかけ小母さんにとって、最良の日となったことであろう。
 勿論、羽生選手の演技後のリンクは、感極まった小母さんたちが投げ入れた大量のプーさん人形であふれ、韓国にも所謂プーさんの海が出現したのであった。


プーさんの海