長谷川きよし2012/06/02 18:38

□衰えぬギターと美声

 ご近所の「白井市文化会館」で「長谷川きよしコンサート」が開かれたので、ツレアイと聞きに行った。会場は、僕と同年代プラスマイナス10才代位の中年小父さんと小母さんで満員だった。
 本人は、今年で、60数才と語ったが、いささかも衰えぬ、素晴らしいギターと美声で「別れのサンバ」や「黒の舟歌」などの名曲を次々と歌ったので、平均年齢の高い聴衆は、大いに感激したのであった。
 特に、聞きに来た小父さんの中には、学生時代に、長谷川きよしにあこがれて、弾き語りを始めた人も多かった筈で、リアルタイムの生きよしを聞くと、ひとしおの感慨があるのであった。無論、大部分の小父さんのギターの腕は、長谷川きよしとは、似ても似つかない水準で頓挫したのであった。

長谷川きよし

清水公園薔薇見2012/06/03 23:00

□リニューアルされた「花ファンタジア」

 長らく工事中だった、清水公園「花ファンタジア」のリニューアルが完了したと聞いたので、ちゃりちゃりと見に行った。感謝価格で、入場料も普段の半額なのだ。
 確かに、エントランス辺りの花壇が見事に美しく整備されていた。
 また、全体的に手入れが行き届いたようで、薔薇園も今が花盛りであった。ここの薔薇園は、京成バラ園のような圧倒的な物量作戦の凄みは無いが、良家の子女のような品の良さがあるのである。
 水生植物園では、あやめは未だだったが、睡蓮は一杯咲いていて今が見頃だった。女子サッカー人気にあやかる訳ではないだろうが、可憐ななでしこ畑も風にそよいでいた。

清水公園
清水公園
清水公園
清水公園
清水公園
清水公園
清水公園

柏の葉公園薔薇見2012/06/03 23:30

□ピンク!ピンク!ピンク!

 清水公園を後にして、帰り道だったので、「柏の葉公園」の薔薇園にもおじゃました。こちらも花盛りで、特に、ピンク、ピンク、ピンクの薔薇の饗宴だった。
 きちんと手入れされていて、小さいながらも楽しい薔薇園であった。
 しかも、嬉しいことにタダ(入場無料)なのだ。

柏の葉公園
柏の葉公園
柏の葉公園

猫の小路(柏)2012/06/03 23:55

□月が大きく見えた日

 ビルの谷間から、まんまるお月さんが大きく見えた。
 西口の猫カフェ「猫の小路」で、檸檬のお酒を飲んでいると、黒猫が、店の中からは見えない筈の月をじっと感じている・・・ような気がした。
 萩原朔太郎が居ても不思議でない夜だった。

柏の月
猫の小路

レイ・ブラッドベリさん逝去2012/06/07 23:18

□SF界の詩人

 アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフと並んで、僕らの世代のSFのイメージの大本を作ったレイ・ブラッドベリが5日に亡くなった。宇宙エレベータのようなバリバリな理系ハードSFを代表するクラークに対し、ブラッドベリは、例えば霧の中を恐竜がたゆとうような叙情的・文学的な作風だった。
 ついでに言えば、アシモフは、手塚治虫の「鉄腕アトム」を介して、20世紀少年に、「SF=ロボット」観を決定的に刷り込んだのであった。
 話をブラッドベリに戻すと、僕にとっては、「The Illustrated Man」を、読みもせずにタイトルだけを「描かれた男」と勝手に誤訳して、なんとなく江戸川乱歩の「押し絵と旅する男」のような物語だと思っていたのが、映画化の際のあの流麗なポスターを見て、初めて「刺青の男」という正しい理解に至ったのは、若気の無知をさらすことではあるが、今となっては懐かしい思い出である。
 享年91歳、合掌。
 Weather Reportの「I Sing the Body Electric」を聞きながら。

清水公園

二日酔い2012/06/09 11:29

□死んだ魚の目になった

 昨夜、久しぶりに、昔の職場のきみさんと、神田の「樽平」で飲んだ。
 色々と話したのだと思うのだが、もう覚えてない。
 金の純米樽平が美味しくて、ついつい飲みすぎてしまったな。

二日酔いの魚

流山屋外アート2012/06/09 11:38

□MOTTAINAI GREEN FARM

 先週、流山ICの辺りから江戸川CRに入ったのだが、土手への入口にある市民農園のような場所に、でっかいベニヤ板に書かれた絵が展示されていて、なんか、良かったな。看板によると、「MOTTAINAI GREEN FARM」と言う所らしい。

MOTTAINAI GREEN FARM

ミッドナイト・イン・パリ2012/06/09 22:57

□これは当たりだった。

 ウッディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」を、おおたかの森SCで観た。ウッディ・アレンの映画は、面白い時は面白いのだが、外れると、インテリの繰言を延々と聞かせられるような退屈さがあるので、観るのは一種の賭けである。
 今回のは、ハリウッドの脚本家が1920年代のパリに迷い込んで、ピカソやダリ、フェッツジェラルドと交友や恋の鞘当を演ずるという、あのころのパリに住みたかったアメリカ人(ウッディ・アレン)のあこがれを素直に語った映画で共感できた。
 映像的にも、20年代はおろか、ベルエポックの街並みやファッションまでも(多分)忠実に再現していて見飽きなかった。但し、ポスターの背景に使われているにもかかわらず、ゴッホは出てこない。一瞬だが、ゴーギャンは出てくるので残念である。

Midnight in Paris

手賀ポタ(雲)2012/06/10 23:00

□雲三景

 水生植物園のあやめを見に、すっかり夏の雲が浮かんだ空を眺めながら、大堀川を手賀沼に向けて走ると、ほぼ全容が見えてきた巨大な倉庫が見えてきた。
 興醒めである。
 ちなみに、遊歩道の船着場で上を眺めると、なにやら暗雲が垂れ込めていた。
 SF映画なら、まず、この雲の中から宇宙人が降りてくるのだが・・・

大堀川
手賀沼
手賀沼

手賀ポタ(FCセンター)2012/06/10 23:10

□レストラン「若鮎」が閉店

 昼飯を食べに、ちゃりちゃりと手賀沼フィッシングセンター(FC)に向かうと、何やらレストランの入っている建物の屋根が鮮やかに赤い。
 リニューアルでペンキを塗り直したのかと思ったが、今のレストラン「若鮎」が15日で店じまいするので、次に入る業者のために化粧直しをしたのだと言う。
 FCの運営と同じ漁協の直営レストランだったのだが、平日に人が来ない状況では、30年間営んだ看板を下ろさざる得なかったらしい。今流行りのアウトソーシングという訳である。裏手にすみついている猫ちゃん一家も、先行きが心配そうである。
 「若鮎」は、手賀沼チャリダーの貴重な補給基地、オアシスだった。これまで、長い間、本当にお世話になった。
 感謝の気持ちを込め、この店最後の「鮎の塩焼定食」を味わった。

手賀沼フィッシングセンター
手賀沼フィッシングセンター
手賀沼フィッシングセンター
手賀沼フィッシングセンター