根本敬ゲルニカ計画 ― 2020/03/09 22:55
□根本敬ゲルニカ計画(ニコ・ニコルソン 2019)
アート・ヘタウマ系の特殊漫画家 根本敬が、美術手帳の編集者の企画で、実物大ゲルニカサイズの巨大タブローに挑戦するさまを、漫画家ニコ・ニコルソンが記録したドキュメンタリー漫画。
手首で普通に描くドローイングと、体を使って大画面を描くペインティングの違いとか、小さな下絵をただ大きくしても駄目だとか、巨大画の制作には、巨大なキャンバスや大量の絵具の代金に加えて、アトリエに使う倉庫の賃借料もかかるので、クラウドファンディングで2百万円集めても足りなかったとか、色々と参考になる。本の帯に美大生必読と謳ってあった所以である。
大きすぎるサイズは、保存するにも飾るにも困るので、コレクターにも売れにくいという。幸い、本書の作品は売れて、関係者はほっとしたのだが、できれば売価も書いてほしかった。また、買主への配慮かもしれないが、作品の全体像がわかる鮮明な図版が掲載されていないのが残念である。
アート・ヘタウマ系の特殊漫画家 根本敬が、美術手帳の編集者の企画で、実物大ゲルニカサイズの巨大タブローに挑戦するさまを、漫画家ニコ・ニコルソンが記録したドキュメンタリー漫画。
手首で普通に描くドローイングと、体を使って大画面を描くペインティングの違いとか、小さな下絵をただ大きくしても駄目だとか、巨大画の制作には、巨大なキャンバスや大量の絵具の代金に加えて、アトリエに使う倉庫の賃借料もかかるので、クラウドファンディングで2百万円集めても足りなかったとか、色々と参考になる。本の帯に美大生必読と謳ってあった所以である。
大きすぎるサイズは、保存するにも飾るにも困るので、コレクターにも売れにくいという。幸い、本書の作品は売れて、関係者はほっとしたのだが、できれば売価も書いてほしかった。また、買主への配慮かもしれないが、作品の全体像がわかる鮮明な図版が掲載されていないのが残念である。
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