雷神様の置き土産2024/09/02 22:31

□雨のち晴れまた雨

 昨夜は超低速台風の余波で、家のあたりでも雷がごろごろした。停電とはいかないまでも瞬低にはなったらしく、TVとネットが一時的に落ちた。TVはすぐに復旧したが、ネットはものすごく遅くなった。
 仕方がないので、今日配線を全部つなぎ直したら、急に戻った。
 さても、厄介な雷神様の置き土産だったことよ。
 明日はまた雨のようだ。


デ・キリコ展


血液再検査2024/09/03 22:13

□まあ良かった・・・

 健康診断で肝臓に関する血液の指標の一つが急に悪くなっていたので、もしやと思い、一年前から服薬していた目薬アダプチノールを二か月中断して再検査に臨んだ。結果で言えば値が大きく改善されていた、やはりそうであったのか。
 アダプチノールを眼科病院で処方された時にはさしたる副作用はないとの話だったが、内科医は、飲み薬というものは内臓に思わぬ影響を与えることもあると言う。
 なんにしろ、原因をほぼ特定できたのはまあ良かった。


日光の熊


ルイヴィトンの撤退2024/09/03 23:21

□そういえば柏からも・・・

 水戸の看板、京成百貨店のルイ・ヴィトンがクリスマス限りで撤退するとニュースになっているが、高島屋新館を華やかに彩っていたルイ・ヴィトン柏店も、気が付けば7月で店仕舞いしていた。近寄ったこともない高級店だが淋しい気もする。どうやらインバウンドも期待できない地方都市からの撤退が進んでいるようだ。
 コロナ禍とその後のとどまる処を知らない円安不況で、欧州の高級ファッションブランドも、ついに日本の富裕者市場を見限り始めたということか?


ルイ・ヴィトン柏店跡
            ルイ・ヴィトン柏店跡

バスドライバーのろのろ日記2024/09/07 12:30

□バスドライバーのろのろ日記(須畑寅夫 2023)

 47歳で高校教諭から路線バスの運転手に転職した筆者の、しかし健康上の理由で60歳直前で辞めるまでの、悲喜こもごもな運転手生活を綴った日記。
 昔からバスの運転手になりたくて、一度は堅実そうな教職を選んだものの、結婚後もやはり夢をあきらめきれずに、遂に全うした、一人の男の人生の冒険談だった。
 読後、バスに乗ると、しみじみと感謝の念が湧いた。


路線バス
            本書の内容とは無関係なバスです。


ビッグ・クエスチョン2024/09/07 22:35

□ビッグ・クエスチョン 人類の難問に答えよう
                  (スティーブン・ホーキング/青木薫(訳)) 2019)

 おそらく人類最高の頭脳の一人だったホーキング博士(2018年逝去、享年76歳)が死の直前に遺した科学エッセイ集。専門分野の宇宙論、ブラックホールに限らず、ET、AI、人類の宇宙進出などについて、幅広く自分の考えを述べている。
 とても面白かったが、タイムトラベルにはもう少し楽観的であって欲しかった。また、博士が一種の宇宙体験(専用機G-フォースワンによる車椅子搭乗者としては初の無重力体験)をしたことを初めて知った。好奇心の塊だったのだ。
 本書の中で、博士はドナルド・トランプを世界の脅威と考える一方、イーロン・マスクを高く評価している。しかし、今、次期大統領選を前にして、マスクとトランプは手を組んでいる。世の中はM(Membrane)理論に劣らず複雑怪奇だ。


ホーキング博士


怪獣保護協会2024/09/07 23:35

□怪獣保護協会(ジョン・スコルジー/内田昌之(訳) 2023)

 その名もKaiju Preservation Society/KPS(Kは怪獣のK!)に拾われた失業中の主人公が、核爆発によって時空を超えて繋がった、もう一つの地球にあるホンダ(本多猪四郎!)基地に送り込まれ、仲間とともに怪獣保護に右往左往する怪獣SF。
 なんとなくイーロン・マスクを思わせる悪役もしっかりと活躍?する。
 円谷プロで(着ぐるみを使って)実写映画化しないかなあ。
 あ、イーロン・マスク繋がりで思い出した。この小説では登場人物がしっかりとマスクを着けていて、これがコロナ時代に書かれたことを刻印している。


怪獣保護協会


アーティゾン美術館2024/09/12 15:21

□「空間と作品」展

 東京駅から八重洲地下道を通って徒歩5分、2020年に旧「ブリヂストン美術館」を新装移設開店した「アーティゾン美術館」を初めて訪れた。
 ピカソ、マチス、丸山応挙など古今東西の名画を、ゆったりとした館内に、これも美術品級の家具などとともに、塩梅良く配置した素晴らしい芸術空間だった。
 今回展示の目玉の一つ、「鳥獣戯画断簡」もじっくりと鑑賞できた。
 意外だったのは、飾られていた青木 繁の代表作「海の幸」が、思っていたほど大きくはなかったこと、大きさ以上の偉大な絵だったのだ。
 しかし・・・昔の実業家は凄いコレクションを持っていたものだなあ。


アーティゾン美術館
アーティゾン美術館
アーティゾン美術館


ビールとハンバーグ2024/09/13 20:00

□AGIOでランチ

 暑い時こそ冷房の効いた百貨店の食堂で、くいと冷えたランチビールを飲みながらハンバーグ定食を食べてみるもんだ。


AGIO


ケーブル?2024/09/17 17:29

□たかがケーブル、されどケーブル?!

 月初めの雷での瞬低以来インターネット接続がおかしくなった、異様に重くなる、切れる。今までもこんなことはあって、しかし無線ルーターを再起動すると無事に復旧したのだが、今回は復旧してもすぐにまた落ちる。いよいよルーターの寿命が尽きたか、はたまた集合住宅の基幹LAN自体の故障かとも思ったがどうも違う。
 LANコンセント→IP電話アダプター→無線ルーターと繋いであるのだが、それぞれ単独には動作している。ひょっとしたらと思い、アダプターとルーターを繋ぐLANケーブルを取り換えたら、その後は何事もなく動いた、今も普通に繋がっている。
 滅多に抜き差しする場所ではないのでケーブルの劣化は考えなかったのだが、そういうこともあるよということか?
 まあ、(一応)治ったみたいなので良かった。


中禅寺湖


ブリーダ2024/09/17 18:32

□ブリーダ(パウロ・コエーリョ/木下眞穂(訳) 2009)

 ブラジル生まれの作家が現代のアイルランドを舞台に描いた、大人版の「魔女の宅急便(スタジオジブリ 1989)」みたいなお話。
 自分探しに憧れる娘は、先輩魔女の指導よろしきを得て、2人の男(年上と年下)の愛を得て(を手玉にとって)、立派な魔女になりましたとさ、めでたしめでたし。
 剣と魔法の世界みたいなもんを期待してこの本を読んだ僕は少しがっかりした。
 あ、でも少しだけ昔ストーンヘンジに行ったことを思い出した。ふーむ、そんな儀式を(ひょっとしたら)やっていたのかと。


ブリーダ