コンビニ人間 ― 2022/12/21 22:56
□コンビニ人間(村田沙耶香 2016)
(ネタバレあり)
全く空気の読めない人間として生まれた主人公は、人間関係が希薄でマニュアル通りに働けば良いコンビニに居場所を見つけ18年間をパートとして過ごすが、そこにもじわじわと社会の同調圧力が押し寄せてきて、普通の人間のふりをするためにダメ男と同棲を始めるが・・・
というお話。
実はこの小説を読もうと思ったのは、英会話教室の米国人の先生から面白かったと聞いたから。翻訳されているからだが、日本の現代小説を米国人から教えてもらうのは不思議な気分だ。
村田はこの後、「殺人出産(2014)」という短編集を出版していて、それも読んだが、表題作は、それはそれはとても気持ちの悪いデストピア物語だった。
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