沈黙 ― 2017/07/02 15:19
□べらべらと英語をしゃべる江戸時代の百姓!?
遠藤周作の原作を「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ監督が映画化したまさに「文明の衝突」映画。
一言でいうと「転び伴天連」の話なので、辛気臭い話かと思ったが、さすがアメリカ人監督で、マルコポーロ航海記のような、あるいはロビンソン漂流記のような、秘境冒険物語の娯楽性もしっかりとあって、思ったよりは、変な話、明るく楽しめた。
驚いたのは、下は百姓から上は奉行まで、はるばるポルトガルから密入国したパードレ(神父)に対して、みんな、なぜかポルトガル語ではなく、英語でべらべらと話すことだ。無論、パードレも英語で応える。なんか変だが、ともかく江戸時代の日本国民の英会話能力は、現代を凌いでいたようだ。
今の目から見ると、この映画に描かれた、信徒達が天国を信じて嬉々として殉教していくありさまは、当時の徳川政府に、我々が宗教的な自爆テロに感じるのと同じ、底知れぬ不気味さを感じさせたであろうことが容易に想像される。時代の変化というものは、原作者も意図しなかった効果をもたらすもんだ。
ユダ的役割のキチジローを演じる窪塚洋介がいい味を出している。
遠藤周作の原作を「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ監督が映画化したまさに「文明の衝突」映画。
一言でいうと「転び伴天連」の話なので、辛気臭い話かと思ったが、さすがアメリカ人監督で、マルコポーロ航海記のような、あるいはロビンソン漂流記のような、秘境冒険物語の娯楽性もしっかりとあって、思ったよりは、変な話、明るく楽しめた。
驚いたのは、下は百姓から上は奉行まで、はるばるポルトガルから密入国したパードレ(神父)に対して、みんな、なぜかポルトガル語ではなく、英語でべらべらと話すことだ。無論、パードレも英語で応える。なんか変だが、ともかく江戸時代の日本国民の英会話能力は、現代を凌いでいたようだ。
今の目から見ると、この映画に描かれた、信徒達が天国を信じて嬉々として殉教していくありさまは、当時の徳川政府に、我々が宗教的な自爆テロに感じるのと同じ、底知れぬ不気味さを感じさせたであろうことが容易に想像される。時代の変化というものは、原作者も意図しなかった効果をもたらすもんだ。
ユダ的役割のキチジローを演じる窪塚洋介がいい味を出している。

イメージ写真
柏吉春 ― 2017/07/02 23:17
□ほっとする台所
気楽な外食がしたいときの、夜の定番の食堂は、駅前居酒屋の「吉春」。
なんと言うのか、ほっとする台所の味がするのだ。
今夜は、夏季限定のフローズンビールと鮎の塩焼き。
気楽な外食がしたいときの、夜の定番の食堂は、駅前居酒屋の「吉春」。
なんと言うのか、ほっとする台所の味がするのだ。
今夜は、夏季限定のフローズンビールと鮎の塩焼き。


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