ポストさらりまんが柏日記

□鉄腕アトムとは違うＡＴＯＭ

ちゃりちゃりと自転車に乗って「ＭＯＶＩＸ柏の葉」に行き、、かの「鉄腕アトム」をハリウッドＣＧにより映画化した「ATOM/ASTROBOY」を観た。意外なことに、アトムの映画化は、ＴＶアニメの再編集版を除くと、今回が初めてという。

まあ面白かったが、アトム誕生のエピソードに重きを置きすぎて、話が少々重く悲しくなり、子供時代にＴＶで見た時に感じた、あの「わくわく感」は得られなかった。僕は、親に捨てられた少年の自分探しの旅よりは、痛快ロボット小僧の冒険談が観たかった。時代に遠慮したのか、原作では原子力だったアトムのエネルギー源が、神秘の宇宙エネルギー「ブルーコア」というのも、なんだかな～。

なお、劇中には、手塚治虫と思しきキャラクターや、ひょうたんつぎの顔見世などの小技があり、楽しめる。エンドロールには、製作に関わった大勢のデジタル・アニメータの名前がずらーっと漢字で並んでいて、この映画が、実は中華ＣＧであることを示していた。