錬金2021/10/01 17:01

□錬金(堀江貴文 2017)

 ニッポン放送買収の失敗後、証券取引法違反の経済犯として服役中のたっぷりの時間で構想したと思しき、ホリエモンが書いたタイムスリップ小説。
 小説中の若きホリエモンの分身らしき青年(以下「青年」)は、小説中の堀江貴文本人に半ば騙され、パソコン黎明期の秋葉原にタイムスリップして、ASCIIを創業したばかりの西和彦をモデルにしたコンピューター天才(以下「西」)と出会う。
 ビル・ゲイツをモデルにしたと思しきコンピュータ界の若き覇王と意気投合した西は、青年を引き連れて次々とビジネスを展開するが・・・
 というお話。
 「錬金」というタイトルから、金儲けの秘訣でも教えてくれるのかと思ったら、わりと純粋な、当時の秋葉原を舞台にした、青春グラフィティであった。ホリエモンが実際に西和彦に会っていたかどうかは知らないが、本当に憧れていたんだということが分かる。言ってみればこの小説、まるごと西和彦へのオマージュであった。


堀江貴文


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