猫の刻参り ― 2025/07/20 18:28
□猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続(宮部みゆき 2025)
なんでも書ける宮部みゆきの、江戸時代の怪談を聞き置く変調百物語の10巻目、四話が収められている。シリーズ全体では42話語られたことになるので、あと58話書かなくては終われない。
一話 可愛がっていた猫が猫神様になって夢を叶えてくれる
二話 河童の三平太が村を守ってくれる
三話 山の神様のお館で親子が幸いを授かる
四話 聞き手の富次郎が兄の命を助けるために悪魔?と取引をする
主人公(狂言回し) 富次郎の運命が気にかかる。

水木しげるの戦争体験 ― 2025/07/20 18:00
□武良茂(水木しげる)の戦争体験
戦傷病者資料館「しょうけい館」で開かれている「武良茂(水木しげる)の戦争体験」展(無料)を見学した。原画の展示はないが、生前のインタビューの映像はなかなか強烈であった。水木先生のメッセージは単純明快、戦争は絶対にしてはならないだ。


Re-union ― 2025/07/16 22:28
□今年は3人会
年に一度の4人限定Re-unionの筈が、SASさんが体調を崩して来れなくなってしまい、3人会になった、大丈夫かな、気になる。
HANさんMIYさんは今年も元気、特にMIYさんはまだ半分現役で、今年も仕事でスウェーデンに行ってきたという。凄いなあ、敬服する。
スペインバルのFMで楽しく飲んで話した、〆のパエリア美味しかった。
紫陽花も干からび始めてそろそろ梅雨も終わりか。

消えたモナ・リザ ― 2025/07/14 22:49
□消えたモナ・リザ(ニコラス・デイ/千葉茂樹 2025)
1911年にモナ・リザがルーブル博物館から盗まれてから、1913年に発見されるまでのことの顛末を描いた大変面白い本。
盗まれる前は知る人ぞ知る名画だったモナ・リザは、盗難により瞬く間に世界的名画として超有名になり、ルーブルは大入り満員となった。無事に戻って来たので、面子丸潰れのフランス警察を除けば損をした人はおらず、犯人は微罪で済んだ。
捜査の過程では、ルーブルから盗まれた古代彫刻を買っていたアポリネールとピカソも一時拘留された、当時のパリでは、猿を使った宝石泥棒が捕まった(現場に残された猿の指紋が逮捕の決め手だった)など、トリビアも学べる。
モナ・リザがルーブルに戻った翌年、サラエボでオーストリア大公が暗殺され、第一次世界大戦が始まった。

参院選 ― 2025/07/14 18:19
□Lesser Evil?
駅前のパレットで参院選の期日前投票を済ませた。いつも選挙のたびに思うのだが、本当に投票したい候補者がいない。歳費合理化のために議員数削減を公約する候補者がいたら無条件に投票しようと思ったが、見事にそんな人はいなかった。
しかたがないので、少しでもマシそうに見える人(Lesser Evil?)を探した。比例は、最近の均質化社会への流れに異議をとなえることにした。


朗報来る ― 2025/07/12 19:11
□一度で諦めてはあかん
満期後に引き出さなかったために権利が(勝手に)消滅した定額郵便貯金について、一年前に提出した「郵便貯金払戻請求書(権利消滅)」の回答がようやく送られてきた。当方の「やむを得ないご事情」が認められ、利子分も含めた「郵便貯金払戻証書」が同封されていた。年金暮らしなので本当に助かる。
実は、この定額貯金、7年前にも一度払戻しを請求したのだが、その際は、「(権利消滅は)旧郵便貯金法に基づく処置であるので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。」とすげなく断られた。なんとも納得がいかずにもやもやしていた処、昨年になって突然「お客様のご負担が少ない形で払戻請求を行っていただけるよう」制度の運用を見直した旨の手紙が来たので、再請求したものである。
察するに、「ご理解賜りま」したくない人がとても多かったのか、声の大きな人がいたのか、時の大臣のツルの一声で運用が見直されたらしい。前回否認された時、諦めきれずに通帳などを取っておいて本当に良かった。
人間、諦めなければ事態が好転する(こともある)。

墓参 ― 2025/07/11 20:20
□墓を洗って白蓮を観る
今日だけ暑さが一時和らいだので墓参りをした。
菩提寺の池の蓮がきれいに咲いていた。

ガニメデ支配 ― 2025/07/07 17:53
□ガニメデ支配
(P・K・ディック&R・ネルスン/佐藤瀧雄(訳) 文庫本2014(原著は1967))
地球人が芋虫のようなガニメデ星人と幻想兵器で戦うエイリアン戦記。
ガニメデ侵略宇宙軍の司令官が地球の精神科医の理論に洗脳され、黒人ゲリラ部隊と白人強欲牧場主の意図せぬ野合により地球が救われる。日系の「非在の女人」も活躍する黙示録的な冒険活劇。普通に面白かった。
単子(モナド)と言うのが出てくる、もしや筒井康隆の「モナドの領域(2015)」にディックへのオマージュが込められているのではと思うと楽しい。
巻末の解説によれば、共著者ネルスンは、SFファンのアイコン、てっぺんに竹トンボのついた野球帽「プロペラ・ビーニー」の発明者として名高い。ということはドラえもんのタケコプターの祖先なのか、単なる偶然の一致か、さらなる研究が望まれる。

床屋談義 ― 2025/07/07 17:32
□彦星は髪を結うのか?
七夕なので、織姫様が訪ねて来てくれても失礼のないよう、髪結いに行った。
亭主と参議院選挙の話になる、共感する。
暑い、暑い。

7月5日は越えた ― 2025/07/06 00:29
□危機は去った?
トカラの地震は不気味に続いているものの、巷で噂されていたような大災害は起きず、日本列島は無事に6日を迎えた。
危機は去った、と思う。

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