戦後80年所感 ― 2025/10/11 20:50
□意外と評判が良いようだ
戦後50年、60年、70年の節目に発表された首相談話だが、今さらいらんのじゃないかと身内にも言われたか、今回は、談話から所感に格下げされた石破首相の戦後80年所感、内外で意外と評判が良いようだ。
国内的には(心配していたような?)余計な新機軸がなかった点が、対外的にも無難な内容であったらしく、韓国も歴史を直視した内容と評価している。
拾い読みした限りでは、シミュレーションでは勝算がなかった戦争に突き進んでいった、官軍民一体となったポピュリズムの暴走への反省(負けると分かっている戦争をしてはいけない)が一番印象に残る。つまりは、これは、現在進みつつあるかもしれない情緒的な右傾化への石破流の反論なのかもしれない。軍暴走の誘因として「特別会計」を挙げているのも意味深である。
個人的には、折角の首相としての最後っ屁なのだから、思い切って、オバマ大統領(当時)のヒロシマ演説ばりに切々と核なき世界を語るなり、持論のアジア版NATO構想を訴えて、石破さんらしさを出した方が良かったと思う。

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