詐欺メール ― 2025/02/22 11:08
□e-Taxをかたる手口
「税務署からのお知らせ」と称して「E-Taxの個人納税アカウントを持つことを全員に義務付け」云々のメールが来た。
出だしに「e-Taxをご利用いただき有難うございます。」とあった。先日、申告を済ませたばかりなので、つい信じそうになったが、よく見ると「税金の状況を分かりやすくするため。」など句読点におかしな箇所があり、アドレスも「.go.jp」ではなかった。
ググると、ジャーナリストの多田文明氏が詐欺と警告を発していた。
ということで即、削除した。
注意しなければいけない。

FE Tokyo外れ ― 2025/02/22 18:46
□フォーミュラーE 2025 Tokyo E-Prix
チケットの抽選、去年に続きまた外れてしまった。
当たる人はどうやって当てるのだろうか?

ものがたり風土記 ― 2025/02/22 18:54
□ものがたり風土記(阿刀田 高 2000)
短編の名手として知られた阿刀田 高が、日本各地を物語の源流をもとめて旅した紀行文。昔話(昔、ある処に・・・)と伝説(出雲の国の・・・)の差は、地域や時代を特定するかしないかだという。確かに伝説の方がより記録的だ。
人魚の肉を食べて八百歳まで生きた、新潟の八百比丘尼伝説が面白い。また、筆者自ら、佐渡金山の「道遊の割戸」から発想してショートショート「くぼみ頭」を書いた過程を、小説づくりのケーススタディとして公開している部分も興味深い。
海外の童話「シンデレラ」が坪内逍遥の翻訳により、「おしん物語(国語読本 1900)」となっているとは知らなかった。「おしん物語」はどこかで、かの国民的連続TV小説「おしん(NHK 1983) 」に繋がっているのだろうか?

音楽を信じる ― 2025/02/22 19:31
□音楽を信じる We believe in music! (村井邦彦 2024)
「赤い鳥」の「翼をください」の作曲家、ユーミンを見出したプロデューサー、そしてYMOを世界に売り出したレコード会社の社長として名高い、村井邦彦の自伝。
公私にわたり、すごく楽しそうな人生を送ったんだなあと、羨ましく読んだ。
現在はロスアンジェルスに在住、先日の山火事は大丈夫だったのであろうか?

宇宙戦艦ヤマト ― 2025/02/22 19:50
□宇宙戦艦ヤマト 黎明編2(塙 龍之 2024)
「宇宙戦艦ヤマト」のアニメ以降の物語、2021年に出た「黎明編 アクエリアス・アルゴリズム(高島雄哉)」の続編にあたる。黎明編「2」と言うからには、複数の書き手によって今後も書き継がれ、サーガとなる見込み(思惑?)のようだ。
氷惑星に閉じ込められたヤマトの再起動を描いた前作が、SFとしてはやや期待外れと感じたのに、続編をまた手に取ってしまったのは、ヤマトと言う名前の記号的魔力のなせる業か、それとも表紙のド直球なイラストの所為か。
結論から言うと前作より遥かに面白く読めた。ファンジン出身の新しい著者の「ヤマト」に込める思い入れ、熱量が強いのかもしれないが、名敵役デスラーを陰にちらつかせる巧みなストーリーとテンポの良さに引き付けられた。
ただ、野暮を承知であえて言うと、量子重力論的な幽霊を宇宙で活躍させるには、もう少し嘘なりの理屈を書き込んでほしかった。もっとうまくやれば、古典的SFの醍醐味、センスオブワンダーも味わえたのに、と思う。
つまり、そこを補強した「3(又は成長編等)」が出れば、また読んでしまうかも。

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