原発危機と東大話法2023/06/03 19:35

□原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語(安冨 歩 2012)

 東大教授による、東大を頂点とした権威の体制の中で駆使される、傍観者の論理・欺瞞の言語を糾弾する本。
 僕の理解では、「東大話法」とは、高度かつ複雑怪奇に洗練された屁理屈であり、非常なるバランス感覚に寄って、それを駆使する御用学者の地位の安泰と日本全体の無責任体制の持続的発展に寄与するものらしい。
 なるほど、例示された東大話法の特徴として、文章の書きだしが「我が国の〇〇は・・・」から始まるとしている所など、実に役所の白書に共通なので腑に落ちた。


原発危機と東大話法