クオリティランド ― 2024/11/17 13:25
□クオリティランド(マルク=ウヴェ・クリング/森内 薫(訳) 2019)
巨大なAIパワーを誇る、グーグルやアマゾン、Xを想起させる独占企業群が睥睨的に個人情報を収集管理選別利用している、近未来のドイツと思しき「クオリティランド」、その究極のマーケティング本位国家に、ドン・キホーテのごとく立ち向かう下層市民ペーター・ジョブレス(無職のペーター)の活躍を描く冒険談。
なんとなくトランプを思わせる大統領候補や、アンドロイドの対立候補も出てくる。主人公の恋人の名はキキ、宮崎アニメ「魔女の宅急便(1989)」の主人公と同名だ。
AIの社会への浸透の程度などは、本書の出版当時はまだSFだったのだろうが、今は完全に現実だなあ。
ちなみに、本書の世界では、マッチングアプリ(デーティングアプリ)は公式には、クオリティ・パートナー、俗語的にはファックファインダーと呼ばれる。
ドイツSF大賞第一位(2018)。

コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://eastworld.asablo.jp/blog/2024/11/17/9732453/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。