ポストさらりまんが柏日記

□ピーターラビット２/バーナバスの誘惑（ウィル・グラック監督　2021）

　ピーターラビットの実写版（といっても兎はCG）第２作。

　飼い主（？）ビアの本の売込みのために、ピータラビットとその仲間たちは、美しき湖水地方から列車に乗って都会に出て来る。そこでピータの亡き父の親友を騙る野良兎のバーナバスに誘われて、最高級ドライフルーツ強奪団に参加するが、裏切られ、てんやわんやの逃走劇を繰り広げる。

　ピーターのワル可愛い不良ぶりが今回のウリである。

　普通に面白いが、２作目なので、１作目の、縫いぐるみみたいな兎がしゃべる！動くリアル絵本！のインパクトは既になく、舞台を都会に替えたことで、原作の牧歌的な雰囲気も薄れてしまった。やはり兎には、都会よりも田園風景が似合うようだ。

　人間の俳優では、ピーターらに狙われるドライフード屋台の店番役のアジア系少女がなかなかいい味を出していた。エンドロールで日本人名であることは確認したが名前は忘れてしまったので、映画のホームページで確かめようとしたが、兎の声優は出ていても、人間の端役の名前は載っていないのは困ったもんだ。