神々の遺品 ― 2024/07/01 18:04

□神々の遺品(今野 敏 2002(文庫))

 オカルト科学系ライターの殺人事件を、私立探偵が追うSF風味の推理小説、公安、米軍、KGB、それにバチカンのスパイが入り乱れる。惹句に曰く、「宇宙と人類の歴史を紐解く、超伝奇ミステリーの黄金傑作!」。
 日米双方の関係者から謎解きが進み、シュメール文化に遡る米国の極秘計画が炙り出される前半までは快調なのだが、肝心の謎の中身が月刊「ムー」の記事を切り張りしたようなものなので驚きが少ない。ために何故ライターが殺されたかもようわからず、後半はグダグダになって終わったのは残念。
 やはり、「幻魔大戦 平井和正/石森章太郎(1967)」はさすがに面白かった、あるいは、半村良(「産霊山秘録(1973)」)は本当に凄かったのだと、今更ながら思う。


神々の遺品


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