謎解き鳥獣戯画 ― 2021/07/10 19:29
□謎解き鳥獣戯画(芸術新潮編集部 2021)
今年トーハクで開催された鳥獣戯画展にあわせて刊行された解説本。
展覧会に行く前に予習として読んでおこうと思ったのだが、肝心の展覧会が始まったと思ったら、コロナ騒ぎですぐに一時中止、ようやく再開し、そろそろ入場予約しようと思ったら、もう会期が終わっていたという間の悪さであった。
そんな訳で、結局、本だけ読んだのだが、歴代の僧侶(絵仏師)によって書き継がれたと思しき全4巻の見どころが丁寧に解説されていて、やっぱり本物が観たかったなあと思うのであった、嗚呼悔しい、嗚呼悔しい。
ちなみに、絵巻の中には、兎と蛙と猿はよく出て来るが、鳥はほとんど出て来ないのに何故鳥獣戯画と言うのかと言うと、作者が平安時代の高僧・鳥羽僧正と伝えられてきたから、鳥羽僧正の描いた獣の戯画という意味である、というのは、知っている人は皆知っているが、僕はこの本で初めて知った豆知識だった。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://eastworld.asablo.jp/blog/2021/07/10/9396749/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。