GW奈良旅(5/1) ― 2010/05/01 23:32
□謎の巨大古墳を訪ねる
大昔からさして変わってはいないような、飛鳥の田園地帯を、自転車でちゃりちゃりと古墳回り。飛鳥駅前の「明日香レンタサイクル」で自転車をレンタル。ここで借りると、橿原神宮前駅前で乗り捨てられるので便利だ。但し、自転車(ママチャリ)は重く、ギアも無いので、坂道では難儀した。
先ずは、これまで訪ねた事が無かった「高松塚古墳」に行く。意外とこじんまりとした円墳で、斜面には少しバベルの塔のような段差がついていて面白い。隣接の「壁画館」でよく出来た石室のレプリカを見学。結構、満足する。
次に、同じく装飾古墳として有名な「キトラ古墳」に向かうが、これは完全な「外れ」だった。石室保全のために古墳全体がすっぽりと四角いプレハブ風の建物で覆われていて、入ることはおろか覗くことも出来ず、全く何も見えない。高松塚古墳のように壁画館もなく、あるのは看板だけである。僕らだけではなく、見に来た人は、皆、悄然として帰って行くのであった。
気を取り直して、本日のメインテーマである「丸山古墳」に向かう。この古墳は、奈良県最大の前方後円墳にもかかわらず、何故か人気が無く、訪れる人も少ない。おまけに、前方の一部は、開発で国道に裾野を削り取られているという可哀相な古墳だ。昔は天武天皇の御陵と認定されていたのが、明治時代に覆されて、言わば主不明の空き家状態となった為に、保全が行き届かなかったのではないかと思われる。現在では、欽明天皇が埋葬されていたという説が強いそうである。
何はともあれ、巨大な古墳であるが、天皇陵とされていないので、石室のある後円部頂上部分を除いては、自由に登ることが出来、その威容を実感できた。僕も死んだら、家人に頼んで、遺骨の一部を、密かに穴掘って埋めてもらおうかしらんと思う。
さて、丸山古墳から目と鼻の先にあるのが、橿原神宮である。ついでにお参りしたが、誠に重厚長大なお社であった。明治神宮よりも立派な気がする。
しかし、境内の池の縁の林には、びっくりすりほどたくさんのカワウが営巣しており、下の地面は、落ちた糞で真っ白なのであった。
GW奈良旅(5/2) ― 2010/05/02 23:55
□阿修羅のいる国宝舘
ビジュアル系の阿修羅像で有名な興福寺の国宝館が、遷都1300年際にあわせてリニューアルされたというので再訪する。朝から長蛇の列であったが、折角なので並ぶ。あんまり期待していなかったが、ガラスが取り払われ、最新のLED照明に照らされて、神将達は、これまで以上にきらきらと魅力的に見えた。
国宝館を後にして、奈良国立博物館で開かれていた「大遣唐使展」を鑑賞。目玉は、ボストン美術館から里帰りした「吉備大臣入唐絵巻」。絵巻自体も素晴らしかったが、超大型ビデオ画面による解説が実に秀逸で、この超能力スーパー外交官・吉備真備を主人公とする奇想天外な絵巻の内容を実にわかりやすく伝えてくれた。
復元された遣唐使船(平城宮跡)
遣唐使船は、当時のことであるから、沈むこともあり、吉備真備のように行く人も、鑑真和尚のように来る人も、ともに命がけの交流であったようだ。
遣唐使船は、当時のことであるから、沈むこともあり、吉備真備のように行く人も、鑑真和尚のように来る人も、ともに命がけの交流であったようだ。
奈良公園を抜け、飛火野で鹿の跳ねるのを見た。
GW神戸旅(5/3) ― 2010/05/03 23:39
□復興神戸に鉄人を見た
奈良を後にして神戸に向かう。新長田に足を伸ばし、阪神・淡路大震災からの神戸復興のシンボルとして今春完成した実物大「鉄人28号」を見る。身長18mの鉄人は、駅前の若松広場こと「鉄人広場」に、皆の町興しの期待をこめてすっくと立っていた。
大震災で破壊された神戸港の岸壁をそのまま保存した「神戸港震災メモリアルパーク」と、灘の「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」を訪ねる。自然の猛威の恐ろしさを体感する。今の神戸からは想像できないが、ほんの15年前には、あの地震によって4万人が圧死したのだ。
「神戸港震災メモリアルパーク」
「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」
夜、新幹線に乗って東京に帰る。
夜、新幹線に乗って東京に帰る。
GW食三昧 ― 2010/05/03 23:55
□奈良も神戸も美味しかったな!
秋篠の森(奈良)
奈良ホテル
月吠(奈良)
モーリヤ(神戸・三宮)
中華街(神戸・元町)
タンファンチエ(神戸・三宮)
GW花三昧(5/4) ― 2010/05/04 23:46
□藤とツツジと牡丹と
奈良から帰り、ご近所の花巡り。「牛島の藤」で空海お手植えの樹齢1200年といわれる藤の盛りの匂いをかぎ、「清水公園」でツツジの緞帳を楽しむ。「金乗院」の牡丹も艶やかだ。
奈良から帰り、ご近所の花巡り。「牛島の藤」で空海お手植えの樹齢1200年といわれる藤の盛りの匂いをかぎ、「清水公園」でツツジの緞帳を楽しむ。「金乗院」の牡丹も艶やかだ。
牛島の藤
清水公園のツツジ
金乗院の牡丹
GWがんばる吉春 ― 2010/05/04 23:55
□旬の味(柏西口「吉春」)
夜は、「吉春」で色々つまむ。最近、刺身が充実していて侮れない。
夜は、「吉春」で色々つまむ。最近、刺身が充実していて侮れない。
GW手賀沼巴水ポイント ― 2010/05/05 23:00
□川瀬巴水の観た風景(手賀沼)
先日、高島屋で行われた「川瀬巴水展」にあった手賀沼の版画の写生ポイントを自転車に乗りながら探す。南岸の曙橋と水道橋の間位から北岸を眺めた地点らしいが、当時からは開発によって地形も変わったらしく、おおよその所しかわからない。とりあえずそこからの風景を写真に撮ったが、今一、場所に自信がない。市で正確な場所を「巴水ポイント」として定め、標識でも立ててくれると嬉しいな。
先日、高島屋で行われた「川瀬巴水展」にあった手賀沼の版画の写生ポイントを自転車に乗りながら探す。南岸の曙橋と水道橋の間位から北岸を眺めた地点らしいが、当時からは開発によって地形も変わったらしく、おおよその所しかわからない。とりあえずそこからの風景を写真に撮ったが、今一、場所に自信がない。市で正確な場所を「巴水ポイント」として定め、標識でも立ててくれると嬉しいな。
GW手賀飯 ― 2010/05/05 23:10
□ニジマス塩焼定食(手賀沼FC)
昼の手賀飯(テガメシ)と言えば、当然フィッシングセンターの魚定食である。5月5日の今日は、本当は、「鯉のあらい」の方が良かったのかもしれない。
昼の手賀飯(テガメシ)と言えば、当然フィッシングセンターの魚定食である。5月5日の今日は、本当は、「鯉のあらい」の方が良かったのかもしれない。
GW理窓会の雉 ― 2010/05/05 23:15
□雉男くんと雉子さん
手賀沼を後に、理窓会記念自然公園までチャリを伸ばすと、5月の陽気に誘われてか、雉男くんと雉子さんがデートしているのに出くわした。オスの雉は、目立つので、時々お目にかかれるが、メスは、地味なので滅多に見つけられない。こんなふうにカップルで写真に撮れたのは初めてだな。池には、鷺くんもいた。
手賀沼を後に、理窓会記念自然公園までチャリを伸ばすと、5月の陽気に誘われてか、雉男くんと雉子さんがデートしているのに出くわした。オスの雉は、目立つので、時々お目にかかれるが、メスは、地味なので滅多に見つけられない。こんなふうにカップルで写真に撮れたのは初めてだな。池には、鷺くんもいた。
GW西光院の牡丹 ― 2010/05/05 23:20
□西光院は花盛り
理窓会公園からちゃりちゃりと大堀川を柏に戻る。川沿いの「西光院」は、緑に溢れ、パンダのベンチでは、可愛らしい藤が枝垂れ、自慢の牡丹園は、石楠花も交え、百花繚乱であった。
理窓会公園からちゃりちゃりと大堀川を柏に戻る。川沿いの「西光院」は、緑に溢れ、パンダのベンチでは、可愛らしい藤が枝垂れ、自慢の牡丹園は、石楠花も交え、百花繚乱であった。
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