タイムスリップ森鴎外 ― 2024/02/10 02:41
□タイムスリップ森鴎外(鯨 統一郎 2002)
大正時代から現代日本にタイムスリップして来た森鴎外が、昭和初期の文人を次々と殺害した(かもしれない)シリアルキラーを、ミニスカ女子高校生とオタク文学少年の力を借りて解き明かすという、文学SFミステリー。
タイトルにタイムスリップとあるので一応SFにも分類したが、重点は昭和文学史の謎解きであり、森鴎外がなぜ時間旅行できたのかは全くわからないので、そういうのは期待しないように。
で、結局、あっと驚く意外だが誰もが納得する犯人が炙り出されて大団円なのだ。
大変読みやすい文体で一気に読ませられた。
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