旅行社の朝食2023/12/23 22:57

□旅行者の朝食(米原真理 2004/2002(文庫本/単行本)

 ロシア語の同時通訳者としてまた名エッセイストとして名高かった米原真理の、ロシア等で食べた料理、または彼の地でしみじみと恋思う日本の味についての随筆集。ケストナーの「点子ちゃんとアントン」に出てくるトルコ蜜飴をしのぐと言う、イラン発祥の菓子「ハルヴァ/XAJIBA」というのががしみじみと美味しそうに書かれている。
 表題の「旅行者の朝食」とは旧ソ連時代に売られていた缶詰の名称。あまりの不味さにロシア人の自虐ネタになったという。米原が今も生きていたらロシアのウクライナ侵攻をどんなに嘆くことだろうか。


旅行者の朝食


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