あっちの豚こっちの豚2020/03/10 12:39

□あっちの豚こっちの豚(佐野洋子 2012)

 これも「百万回生きた猫」の佐野洋子の絵本。もともとは、佐野洋子の文章に息子の広瀬弦の絵を付けた同名の絵本(1987)があったのだが、佐野の死後に、佐野自身が描いた絵本用の原画も残されていたことが分かり、新たに絵を差し替えて、文・絵ともに佐野洋子の作品として世に出されたものである。
 木版画を思わすような白黒単色の骨太の絵はなかなか素敵であるが、話は結構えぐい。ペローの寓話みたいだ。図書館では子供用の絵本棚に置いてあったが、読ませても大丈夫であろうか?
 佐野洋子には「あっちの女こっちの猫」という画文集もあるが、「あっちこっち」という言葉が好きだったのだろうか?


佐野洋子


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「手賀沼」の読み方は? ひらがなで答えてください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://eastworld.asablo.jp/blog/2020/03/10/9222707/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。