三つのアリバイ ― 2025/03/30 15:00
□三つのアリバイ 女子大生桜川東子の推理(鯨 統一郎 2023(文庫))
ネタバレ?有り。
夜な夜なバーに集まる常連が巷の事件を推理する、安楽椅子探偵シリーズ。
多分シリーズ最終巻なので、ネタが切れたのか創作意欲が薄れたのか、鯨 統一郎得意の蘊蓄の披露と屁理屈の冴えがあまり感じられなかった。
リモート犯罪のからくりがいまいちなのである。

F1角田昇格! ― 2025/03/29 02:48
□Go Tsunoda Go!
F1参戦5年目の角田祐毅選手が、遂に、「Racing Bulls」から現チャンピオン マックス・フェルスタッペンを擁する親チーム「Red Bull」への昇格を果たした。今季第三戦にあたる日本GP(4/4-6)から、チャンピオンの僚友としてRed Bullをドライブする。
前ドライバーの不振に伴う期中交代なので極めて慌ただしいが、千載一隅のチャンスである、快走を見せて最高の日本GPにしてほしい。

これで死ぬ ― 2025/03/28 14:41
□これで死ぬ(羽根田 治 2023)
山岳雑誌などで活躍する著者が、アウトドアライフで死なないように注意すべきことを解説した啓蒙の書。「山で死ぬ」、「動物にあって死ぬ」、「毒で死ぬ」、「川や海で死ぬ」の4ジャンルに分かれ、「転倒して死ぬ」から「初心者がSUPで死ぬ」まで50通りの死に至る危険が並べられている。
のほほんとしたイラストが添えられているが、皆怖い話ばかりである。
例えば、「クマに襲われて死ぬ」で万策尽きた時は、「地面にうつ伏せになり、両手を首の後ろで組む防御姿勢をとって攻撃をやり過ごすしかない。」そうだ。
パプリカ ― 2025/03/22 23:47
□パプリカ(筒井康隆 1993)
この前観たアニメ映画が面白かったので原作も読んでみた。
小説は、映像命のアニメと違い言葉でたっぷりと説明できるので、夢探偵の理屈もそれらしく説明されている。作者の精神医学方面の蘊蓄と疑似科学を適度にブレンドしたほら話の醍醐味がたっぷり味わえるSFであった。作品中でフロイトを時代遅れと批判しているが、作者の本音なのであろうか?
小説を読んで分かったのは、アニメは結構原作を忠実に再現していたんだなと言うこと、無論、2時間弱の映像作品として収めるための、筋やキャラクターの整理や誇張はあるが概ね同じであった。しかし、悪役は、はるかに原作の方が、文字通り悪魔的で魅力的であった。映画化したのは、既に多様性尊重の21世紀、あのキャラをあのままで世に出すのは無理であったろうな。
今さらの雪 ― 2025/03/19 15:46
□三月に三度の降雪!?
朝、寒いと思ったら、雪が舞っていた。
今冬に入って三度目の雪、いづれも三月に入ってからだ。
一体どうなっているんだろう?
幸いにも昼を過ぎると雨になり、僅かに地面を覆った雪も皆溶けた。


一蘭 ― 2025/03/18 20:02
□普通に美味しかった。
TVを見ていたら、外国人に人気の麺のチェーン店特集というのをやっていて、そこでベスト3に入っていた「一蘭」が近所にあったので行ってきた。
6号線沿いにあるその店は、小奇麗で、ラーメンは普通に美味しかった(これがとても大事)。しかし、ラーメンもだんだん高級食になるなあ。

反省会 ― 2025/03/17 23:58
□昼飲み
水彩画展の反省と言う名目の飲み会。
柏アーケード街の中華で、皆で楽しくわあわあわあ、
昼飲みは早く回るのだ。

イメージ写真
居酒屋 ― 2025/03/14 23:50
□多楽福
今度は「魚の蔵」の姉妹店の「多楽福」に行ってきた。
ここも刺身が美味しく、焼き魚も美味しく、酒の揃えも良かった。
店内は少し広く明るく、伝統の「魚の蔵」に対してモダンの「多楽福」と言ったところか。どちらも良い気分だな。






コクトー、1936年 ― 2025/03/14 12:10
□コクトー、1936年の日本を歩く(西川正也 2004)
ヴェルヌの80日間世界一周を地で行く「私の80日間世界一周(1936)」を敢行したフランスの詩人ジャン・コクトーの、日本での7日間に焦点を当てた一冊。以前に、ポルトガル人作家が大戦前夜に敢行した、「世界周遊記」の日本滞在部分を読んだが、戦前の日本の状況を外国人が見た紀行として共通するものを感じた。
ともに、日本の伝統文化や美意識を賞賛しつつも、帝国主義化を進める日本について、不安と懸念を示している。コクトーの方は日中戦争以前の来日なので、それほど明確ではないが。
コクトーの来日は、奇しくも喜劇王チャップリンの来日と同時だった。巴里の盟友、藤田嗣二や仏文学者堀口大學の案内で相撲、歌舞伎を楽しむとともに、日本の若い芸術家とも交流している。フランスでもまだ大家とは看做されていなかったコクトーであるが、すでに画家東郷青児の訳による「おそるべき子供たち(1930訳)」により日本での人気は高く、高名な文学者として各地で歓待された。
詩人も大衆も、芸術を介在として楽しく交流していた筈だったのに、1941年、真珠湾攻撃により、日本人は、コクトーやチャップリンの故国と戦争を始めるのであった。

詐欺電話(2) ― 2025/03/13 21:31
□あれ、通じるじゃん(^ ^)
先日、料金未納で電話が切れると自称NTTから連絡があった我が家の電話だが、今日になっても無事に繋がっている。そんなわけで、折り返し電話するのは止めることにした。

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