益子ドライブ ― 2013/09/22 23:14
□山下清の文章の上手さに感心する。
朝起きて、笠間から益子に向かう。
最初に、ようやく再開された「益子参考館」に向かった。
一見、地震の痕跡は見当たらないが、喫茶室の人の話では、その時は揺れが酷くて木に掴まっていたとのこと。今は、母屋の蚊帳も葺き替えられ、綺麗である。
街中をぐるりと散策した後、老舗「つかもと」でやっている「山下清の東海道五十三次展」を観た。陶器屋の余興でやっている展覧会と、正直、あまり期待していなかったのだが、細密なペン画に添えられている山下清の文章があまりに面白くて、じっくりと見入って(読み入って?)しまった。
とても、ナイーブなだけの知的障碍者とは思えない、鋭い指摘とシニカルなユーモアがあった。今で言う、一芸に秀でた「サバン症候群」だったのであろうか。
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