ロンドン・ナショナル・ギャラリー展2020/09/11 20:25

□知らなかった絵を見つける楽しみ

 コロナ禍の下でも、ようやく美術館は再開しだした。
 国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」もそうだ。
 入場者数を管理しているので、入ってしまえば、むしろ普段よりゆったりと鑑賞できた。英国の収集した数々の名作、ボッティチェリからゴッホまでを堪能した。
 レンブラント、グレコ、フェルメール、ゴヤ、ベラスケスなど、誰もが認める天才たちの絵は(もちろん大目玉のゴッホの向日葵も)やっぱりすごかったが、僕は、全く知らなかったムリーリョという画家の「幼い洗礼者聖ヨハネと子羊」という絵に強く惹かれた。学校の美術の教科書には載っていない名画に出会えるのも、展覧会の大きな楽しみである。


国立西洋美術館