日本画の読み方2020/02/15 00:09

□名画読本-日本画編(赤瀬川原平 1993) 

 大変失礼な話だが、僕は前衛美術家としての赤瀬川源平の作品よりも、肩の力を抜いて書いた本書のような絵の解説書やトマソンの写真集の方が好きだ。巨大な偽札で有名になった芸術作品の方は、気難しくて堅苦しいが、トマソンや絵の解説の語り口は、柔らかくてこちらに寄り添ってくれているような気がするからだ。
 本書に取り上げられた絵の中では、雪舟の達磨像「慧可断臂図(えかだんぴず) 」が一番印象的だ。画面の左下の隅で、目立たないように、自ら切り落とした片手を差し出す押しかけ弟子 慧可の姿は、耳を切ってゴーギャンに差し出した、ゴッホの肖像画を思い出させるからだ。


赤瀬川氏の本


彷徨える・・・?2020/02/15 21:16

□浮かぶウィルス培養器

 数千人を乗せた豪華国際クルーズ船が、何隻も、海に浮かぶ巨大な新型コロナウィルスの培養器と化して、寄港を拒否されて海上を彷徨ったり、接岸できても乗員乗客の上陸が認められずに、港内に雪隠詰めになっていたりしてる。
 乗員乗客の中に、もしオランダ人がいたら、文字通りさまよえる〇〇人(Flying Dutchman)ということになるのだろうか? 気になる。
 また、船内という閉鎖空間に閉じ込められた、様々な国から来た、お互いに潜在的な保菌者でもある乗客の、ストレスフルで呉越同舟のような今の状態は、ウィルスの発生地にちなんで、武漢同舟ということになるのであろうか?
 ともあれ、SARSの時は暖かくなって止んだというから、今度もそうなってほしい。
 関係ないが、某自動車メーカーは、今、かつての看板車「コロナ」の名を廃止してよかったと思っているのではなかろうか、邪推する。