色川武大ではなかった。2018/10/12 18:33

□フーテン老人世界遊び歩記(色川大吉 1998)

 最初、著者の名前を色川武大(阿佐田哲也)と勘違いして、世界を股にかけた博打行脚みたいなもんを期待して読み始めたのだが、どうも、文章も内容も、プロの物書きとして妙に硬いので、変だなと思って著者略歴を見たら立派な学者先生だった。
 そりゃ、XX調査団とか、旅も学術的な訳だ。
 ま、後半は、退任後ののんびりした世界漫遊が中心なので、羨ましいというか・・・。


フーテン老人世界遊び歩記


漫画の裏側2018/10/12 18:49

□担当の夜(関 純二 2013)

 青年漫画誌(ヤングマガジン?)の元編集長だった著者が描く、漫画家と編集者との連帯と暗闘の日々。
 「担当の夜」、「担当の朝」、「最後の担当」、「俺酒」の4短編が収録されている。
 漫画家や編集者には、それぞれ実在のモデルがいると思われるが、僕には、「担当の朝」に出てくる、明らかにジョージ秋山な巨匠以外は、分からなかった。でも、分かる人にはみんな分かるんだろうな。
 一種の楽屋落ちネタであり、半世紀前の無頼派小説家の実録みたいな、純文学的な面白さがある。


担当の夜


一番持てた絵描き?2018/10/12 19:17

□モディリアーニの恋人(橋本 治、宮下規久朗 2008)

 愁いを帯びたかの首長美人の表紙と、橋本 治の解説に釣られて読んだ。
 橋本は、日本でモディリアーニが出てくるTVドラマに関わった時の話として、柄本 明が演じたモディリアーニは全く似合っていなかったと書き、宮下は、モディリアーニにおける彫刻の重要性を説いている。


モディリアーニ


「新潮45」の廃刊2018/10/12 20:03

□とばっちりを受けたとり・みきらがお気の毒

 図書館で、廃刊の決まった「新潮45」の最後の号を拾い読みした。
 廃刊のきっかけとなった問題のLGBT論も読んだが、主張の良し悪し以前に、飲み屋の与太話みたいなレベルのトンデモ論文であった。
 しかし、同じ「新潮45」には、ヤマザキマリ/とり・みき共作の歴史漫画「プリニウス」など読みでのある作品も連載されており、これらも巻き添えを食らって中止になるのは、著者にとっても読者にとっても、誠にお気の毒な話と思う。


新潮45
とりみき


春日忌2018/10/12 23:42

□母の日みたいなもん

 徳川家光の乳母として、大奥で栄華を極めた春日局の菩提寺「麟祥院」に、「春日忌」の旗がはためいていたので、お参りした。
 別に、家光にも春日局にもゆかりは無いが、なんとなく、母の日の代わりの参詣みたいなもんである。


麟祥寺