鉄腕アトムを手伝った鉄人28号2018/05/23 15:56

□図説 鉄腕アトム(森 晴路 2003)

 日本SF漫画界の神にしてアニメ(Japanimation)の生みの親、手塚治虫の代表作であり、今なお虚実のロボット開発に多大な影響を及ぼし続ける不滅のキャラクター、鉄腕アトムを、主に雑誌「少年」連載時のマンガを引用しながら解説したアトム研究書。
 資料としては、鉄腕アトム全話の解説が収録されてる点が貴重であり、僕は、ここで初めて、横山光輝が手塚治虫を手伝っていたことを知った。「少年」で鉄人28号の連載を始めたばかりの横山光輝が、同じ雑誌の看板マンガ「鉄腕アトム」の「美土路沼事件」というエピソードを手伝っているのだ。
 以前から石ノ森章太郎などトキワ荘の仲間が手塚治虫をアシストしていたことは有名だったが、アトム派と鉄人派に分かれるほど当時のロボットマンガの人気を二分した両巨匠が協力していたとは、とても心温まる事実である。
 

鉄腕アトム

鉄腕アトム


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「手賀沼」の読み方は? ひらがなで答えてください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://eastworld.asablo.jp/blog/2018/05/23/8858122/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。