作家の好きな少し変な絵2018/04/12 11:53

□偏愛ムラタ美術館(村田喜代子 2009)

 あんまり美術の教科書には載っていないような、著者曰く「掘り出し物」の魂の絵画についてのエッセイが17章綴られている。
 僕が発見だと思ったのは、元郵便局員で、世界で唯一人生きている活火山を買った男、三松正夫の描く昭和新山の成長記録。実は、北海道旅行の際に新山の麓には行ったのだが、時間の関係で記念館の見学は出来なかった。こんなに凄い絵が収められていたのかと悔やまれる。
 著者の一番推しは、恐らく、表紙絵にもした、彫刻家ブルーデルの描く、ゼウスの化身である白鳥のレダと美女の交歓図のシリーズ。かの北斎の女とタコを思わす危ない構図もある。官能的なのがお好きなのだ。
 これが、みうらじゅんだったら、本のタイトルは、「偏愛むらむら美術館」だな。


村田喜代子


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