正月京都三昧2018/01/03 20:33

□今年も古都であけおめ

 今年も、大晦日から3が日まで京都で過ごした。
 錦市場で買ったおばんざいをつまみながら、ホテルのTVで紅白歌合戦をだらだらとながめているとすぐに平成30年になった。やはり高校生のバブリーダンスは荻野目女史とのコラボで見たかったと思う。
 初詣に向かう。日本で唯一のお金を祭る「御金神社」と、陰陽師の「清明神社」はかかせない。夫々、金運と運気の向上を祈願する。護国神社では猪に芸をさせていた。大事な神様の使徒にそんなことさせて良いのか。
 いつも通りのんびりと鴨川を歩き、「下鴨神社」などにもお参りする。どこに行っても、ものすごい混雑で外国人比率も高いのでびっくりした。最近はキリスト教徒でも神社にお参りするらしい。
 歩き疲れて入った老舗の「前田珈琲」は、珈琲が美味しくてまたびっくりした。
 冬の京都は、やっぱり冷たくて、雪もときおりちらほらしてた。
 洛中では、「京都のフクロウの森」と言う、所謂鳥カフェが新しく出来ていたので入り、フクロウをなでなでする。フクロウに触ったのは初体験だ。
 紅葉の時は物凄く込んでいたという「東福寺」にお参りして千葉県に帰る。紅葉抜きの東福寺はがらがらであったが、帰りの新幹線はかつて見たことがないほどの混雑で、指定席の通路まで乗客があふれていた。この時期、自由席で帰ろうとするのは無謀である。


京都錦市場
京都
京都御金神社
京都清明神社
京都護国神社
京都鴨川
京都美人神社
京都下鴨神社
京都前田珈琲
京都錦天満宮
京都のフクロウの森
京都東福寺


正月京都三昧(食)2018/01/03 23:44

□食の都としての京都

 滝沢馬琴は、鮮魚に乏しい京都の食は大したことないと書いたらしいが、それは、冷蔵庫もなく流通も不自由な江戸時代のお話で、今の京都は、限られた食材を美味しく食べるために長年磨いた熟練の業で、全国の新鮮な食材を調理するのだから、美味しくない訳がない、まごうことなき世界に誇る美食の街である。
 元旦には、鴨川リッツカールトンの板さんが最近独立して開いた「柾木」にお邪魔した。正月らしくおせちを前菜代わりに組み入れた実に素晴らしい会席料理が供され、堪能した。既にミシュランの星級である。
 勧められて京丹後の英国人杜氏の造る「玉川」という純米酒を飲んだが、これもまた、力強く結構なお味であった。
 京都を去る日には、年に一回の贅沢として、「三嶋亭」のすき焼きをいただいたが、これもやはり美味しいなあ~なのである。
 かくして、我が家の一月のエンゲル係数はものすごいことになり、マルクスもびっくりなのだが、歳をとると、健康でおいしく食べられる内が花と言う考え方もあるので、それも良しとしよう。
 残念ながら、京都駅で食べたカレーは、あまりぱっとしなかった。こういう日本化した西洋料理は、鹿鳴館からの流れで、東京の方が得意なのかもしれない。


二条柾木
二条柾木
二条柾木
京都三嶋亭
京都駅原了郭