VWのディーゼル騒動2015/09/28 23:49

□最適化と偽装の間に。

 ドイツの文字通り国民車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)が、米国で排ガス規制逃れの非難にさらされている。
 ゴルフ等のディーゼルエンジンが、排ガス検査の時だけクリーンで、通常走行時には窒素酸化物(Nox)出し放題だったのがばれたのだ。対象車の数は、米国だけで48万台と言われている。膨大な額の罰金とクレーム対策費用が予想され、VWの経営危機が懸念されている。
 ニュース解説によれば、クリーンディーゼルに求められる、Noxとばいじん(SPM)の共の低減は、相反するあちら立てばこちら立たずという難しいものらしい。僕の昔居た会社では、石炭ボイラーの未燃炭素とNoxの同時低減技術で苦労していたが、そういった類のものみたいだ。
 ともあれ、VWは、試験の時だけ環境優等生になるエンジンマッピングを採用したようで、これをエンジンの運転状況にあわせた最適化と言うか、ずるっこと言うか、難しい問題だ。
 つまり、他社でも、程度の差はあれ、似たようなことは・・・!?

 
益子
                イメージ写真


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