POE2012/10/20 23:00

□ミザリーもの

 「モルグ街の殺人」などで、元祖推理作家と言われるエドガー・アラン・ポーが、婚約者の命を救うために、シリアルキラーと対決する映画「ポー最期の5日」をおおたかの森で観る。
 ホラーの要素もてんこ盛りの猟奇犯罪映画で楽しめる。最初の山場となる、婚約者が誘拐される仮面舞踏会の場面も華麗で美しい。
 ミステリー映画としては、たった一人の犯人にいいように翻弄される、あまりに間抜けな警察など、話を進めるためのご都合主義があるのだが、テンポが良いので観ている間はあまり気にならない。ポーの推理もあまり冴えず、最後には、じれた犯人からわざと証拠を送りつけられる始末である。
 この映画のひとつの仕掛けは、ポーが犯人に脅迫されて新聞小説を執筆する件であるが、このような、サイコなファンに追い詰められて書くパターンは、スティーブン・キングの傑作にちなんで「ミザリーもの」と呼ばれるらしい。


POE

運河シアターナイト2012/10/20 23:46

□映画の後は運河シアターナイト

 おおたかの森で映画を見た後は、ちょうどで開かれていた「利根運河シアターナイト」を見に行った。東京理科大の学生さん達の発案による、今宵限りの運河のライトアップだ。
 ふむふむ水面にまたたく光が、灯篭流しみたいで綺麗だな。
 空には三日月。


三日月
利根運河
利根運河

アートラインかしわ2012/10/20 23:50

□怪物の誕生

 いつのころか、「柏そごう」前の噴水に、怪物が佇んでいる。
 沈思黙考している姿は、ロダンの「考える人」みたいだ。
 貝の上にいるので、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」みたいでもある。
 地味で目立たないが、「JOBANアートライン」というイヴェントの出し物らしい。
 少しかわいらしい。


柏そごう前噴水