奈良迎春(大晦日) ― 2010/01/04 23:00
□大晦日の奈良を歩く(2009.12.31)
年末年始を奈良で過ごした。駅前には、「せんとくん」の巨大看板が設置され、あと1日で新年、すなわち平城遷都1300年祭を迎えることを告げていた。そのせいか、近年の奈良では、一番人通りが多い。この、せんとくん、初めは、その冬虫夏草のような、異様な風体に驚愕したが、見慣れると可愛くも見えてくるのは面白いもんだ。
とりあえず、ツレアイの希望で、興福寺に行く。仏像のスーパースター、ビジュアル系の「阿修羅像」を拝観する為である。ツレアイは、阿修羅象のオッカケなので、東京の博物館に来た時も見たというが、やはり、仏像は、お寺で見るほうがしっくりするという。
お寺の後は、昔の町並みが良く残っているという、奈良町界隈をぶらぶらしてみる。「身代わり申(さる)」という、魔よけの縫い包みの巨大なのが、正月飾りとともに、軒下にぶら下がっていた。
身代わり申
奈良迎春(寅雲) ― 2010/01/04 23:05
□ご来光は拝めなかったけれど(2010.1.1)
宿泊した日光ホテルの屋上に昇り、日の出を待つが、残念、曇りで明確なご来光は、拝めなかった。その代わり、虎に見えなくも無い雲が空に浮かんでくれた。
寅雲
奈良迎春(信貴山) ― 2010/01/04 23:10
□元旦の信貴山に参拝する(2010.1.1)
信貴山は、寅の年、寅の月、寅の日に、日本で初めて毘沙門天が出現した地と伝えられる。さらに、「信貴山朝護孫子寺」自体が、平城京の西方の守り、白虎でもある。故に、寅年の今年は、何時にも増して大勢の参拝客がいて、その中の一人に僕達もなってみた訳だ。人混みに押されながら、ありがたく巨大な張子の虎を拝む。行ってみて分かったのだが、信貴山は、その名のごとく結構な山寺で、参拝は、軽登山でもあった。
この寺には、日本最古のSF漫画ともいえる、かの有名な「信貴山縁起絵巻」が伝わっていて、普段は見れないのだが、2月からは、遷都1300年を祝って、特別にご開帳するという。特に、UFOを思わす「飛倉巻」は、とても見たいのだが、仕事もあり、寒くもあるので、思案中である。
奈良迎春(古墳巡) ― 2010/01/04 23:20
□卑弥呼の里を自転車で巡る(2010.1.2)
新年の2日目は、桜井駅でレンタサイクルを借り、付近の古墳を見て回った。一昨年放映されたTVドラマ「鹿男あをによし」の舞台をトレースするような卑弥呼の里巡りだ。飛鳥の方は前にも訪れたことがあるが、この辺りをちゃりちゃりするのは初めてだ。「京都・奈良・滋賀自転車散歩(山と渓谷社)」を参考に走った。
卑弥呼の墓かもしれないと言われる「箸墓古墳」
卑弥呼の宮殿跡かもしれないと言われる遺跡を発掘調査中の「巻向遺跡」
「鹿男あをによし」の鍵となる「サンカク」が出土した黒塚古墳
サンカクこと「三角縁神獣鏡」のレプリカ
崇神天皇陵
奈良迎春(平城宮) ― 2010/01/04 23:30
□春日大社に参拝(2010.1.3AM)
折角なので春日大社に参拝する。ものすごく混んでた。参道で鹿と遊ぶ。
□奈良自転車道を走る(2010.1.3PM)
午後、駅前でレンタサイクルを借りて、「京都・奈良・滋賀自転車散歩(山と渓谷社)」のとおり、「奈良自転車道をコンパクトに走る」。田舎道を楽しく「平城宮跡」に向かう。但し、意外と、坂道が多い。 のどかな奈良自転車道脇の風景
1300年祭に備えて復元された「大極殿正殿」(平城宮跡)
月光仮面の由来である月光菩薩が安置されている「薬師寺」
6時に自転車を返却して、7時に奈良を出発し、9時の京都発の新幹線で東京に帰った。この古都は、深くて楽しい。
奈良迎春(口福) ― 2010/01/04 23:45
□奈良で食べたもの
奈良には、古代にモチーフをとったなかなか美味しい料理があった。
元旦のおせち(ホテル日航奈良)
中華前菜(ホテル日航奈良)
茶がゆ御膳(山崎屋)
万葉(牛肉鉄板焼等)(春日)
大和鍋(鶏豆乳鍋)(春日)
豆乳ラーメン(奈良らーめん あおによし)
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