JAZZ本2009/09/10 22:18

さよならバードランド

□さよならバードランド(ビル・クロウ著、村上春樹訳)

ビル・クロウという非常に地味なジャズベース弾きの回想を、今をときめく村上春樹が、13年前に訳した本。年月の経るのは矢の如しで、今や、タイトルになったジャズクラブの名前が、不世出の天才サキソフォン吹き、チャーリー・パーカーの渾名にちなんだものであることすら、分からん人が増えているような気がする。

そんな訳で、小父さんには懐かしさいっぱいの本なので、古本屋で見かけたら買っておこう。和田 誠が描く、素晴らしく洒落たミュージシャンの肖像画がたっぷりと入っているので、ミニ画集としての価値もある。