奇談集2008/09/21 01:56

房総奇談集

□房総の秘められた話、奇々怪々な話(崙書房出版)

柏ステーションモールの「WING」のご当地本コーナーに、「房総の秘められた話、奇々怪々な話」という、いかにもローカルな本があった。出版元の崙書房も流山市だ。思わず買ってしまった。

房総地域の大昔から昭和に至る伝説・伝承など60件を集めた奇談集である。柏からは、「恋人に似た布施弁天によく通った一茶」、「巨人の足跡か、イボ弁天池、逆井の池など」「死傷者の続出する弥五塚二百年の怨念」の3件が収録されている。

内容は、玉石混交だが、僕としては、人間のイケメンに恋した女狐が無理心中を決行するという、奇想天外な「女狐と八卦見、悲恋の無理心中(木更津)」が読めただけでも、充分に元はとれたと思った。

1983年刊行で、今までに9版を重ねているから、それなりに売れているらしい。姉妹編の「房総の不思議な話、珍しい話」にも食指が動く。

PS: 本書の「関東第一のあばれ川、坂東太郎と流山」では、上州赤城山の一部が崩れ、流離して下総に漂着(江戸川べりの赤城神社)したのが流山の名の由来とあり、東葛人さんの「流山=赤城神社」仮説を裏付けていた。東葛人さん、さすがの歴史オタである。

崙書房出版: http://www.ron-syobou.co.jp/

20世紀少年2008/09/21 23:15

ウナギ鎌の使い方

↑ウナギ鎌の使い方(柏市 沼南庁舎・郷土資料展示室)

□雨の日のSF映画

今日もまた秋の長雨がじとじと降っていた。こんな日は、仕方が無いので、駅前の映画館で、今話題の「20世紀少年」を見た。

原作は、浦沢直樹のSF長編漫画。映画は3部作の予定で、今回はその第1部。見ての感想は、長い予告編を見せられたようで、ちょいと微妙だな。主題歌で久しぶりにT・レックスが聞けたのは良かった。

□映画の後はウナギ

映画の後は、「大和田」に行って早めの夕食。ここの鰻重はいつでも旨い。