真壁ちゃり旅(福岡堰) ― 2008/09/14 23:28
□福岡堰(小貝川)
今の自転車を買って以来、一年に一度は自転車で一泊旅行をすることにしている。ささやかな日常からの離脱だ。
1年目は潮来、2年目は銚子、3年目は佐原に行った。気がついたら皆、利根川方面だ。今年は、趣向を変えて、小貝川を遡ってつくばと真壁を目指すことにした。
先ずは、柏から新大利根橋で北上して、稲豊橋から小貝川を遡上した。途中、茨城百景ともなっている桜の名所の福岡堰を通過。無論、今の季節に花は無い。
真壁ちゃり旅(つくばの正倉院) ― 2008/09/14 23:42
□平沢官衛遺跡(つくば市)
小貝川CRから125号線に乗り換え、東につくば道をちゃりちゃりした。目指したのは、つくばの正倉院と呼ばれる平沢官衛遺跡だ。
すごく立派な復元遺跡で感心した。奈良・平安時代の、この地帯の穀物蔵であったらしい。ボランティアのおじさんが解説してくれた。
真壁ちゃり旅(りんりんロード) ― 2008/09/14 23:55
□つくばりんりんロード(つくば市)
平沢官衛遺跡を後にして、旧つくば鉄道の跡地を走る「つくばりんりんロード」で真壁を目指した。何人ものチャリダーがちゃりちゃりと、筑波山のふもとを風に乗って走っていた。
真壁ちゃり旅(城址) ― 2008/09/14 23:56
□栄枯盛衰(真壁城址)
りんりんロードを真壁休憩所で抜けて、今夜のお宿の「桜井館」に向かった。途中、この地方の名前の由来となった真壁城址を見た。国指定史跡ではあるが、見た目は単なる畑であった。
平安時代よりこの地を支配していた真壁氏も、関が原の合戦で徳川方につかなかったことから、秋田に追い出されたそうだ。
真壁ちゃり旅(迎狸) ― 2008/09/14 23:57
□桜井館のタヌキ(真壁町)
伝正寺前の結構きつい坂をようやく登ると、今夜のお宿の「桜井館」に到着。足も脚も、もうよれよれである。
芥川龍之介や室生犀星も逗留した、由緒ある秘湯のお宿である。玄関では、今時珍しいタヌキの剥製と松田優作のポスターが迎えてくれた。
真壁ちゃり旅(桜井館) ― 2008/09/14 23:58
□文豪の泊まった部屋(桜井館)
宿では、早速、温泉に入り汗を流し、部屋でビールを飲んでまったりとした。夕食には、地元のこんにゃくや川魚が出て、なんとも自然に美味であった。酒も勿論、地酒である。
多少、ガタピシした年代ものの部屋も、文豪が泊まったと言われれば有難く、かくて山の夜は更けていった。
桜井館: http://www.d3.dion.ne.jp/~iiyadoya/
今日のちゃりちゃり: 80km(柏-北条-真壁)
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