芸術と食欲と紅葉の秋(陶芸美術館)2007/11/24 23:10

笠間芸術の森公園

□笠間芸術の森公園

笠間芸術の森公園の中にある「茨城県陶芸美術館」に、「北大路魯山人と岡本太郎展」を見に行った。

魯山人の陶器を見たいのが主目的だったが、岡本太郎の作品も大いに楽しめた。伝統の再生を目論む魯山人に対し、前衛・アンフォルメルの太郎と、両者の作品は似ても似つかないが、どこか共通点も感じる。

展覧会を見ていて、それが結局、両者のバックボーンとして共に「書」があるではないかと気がついた。魯山人は、書の「形(フォルム)」をとり、岡本は、書の「色(墨)」を活かしたかに見える。

解説で知ったのだが、岡本太郎の祖父は、書家の岡本可亭であり、この血筋が、父である漫画家の岡本一平を通じて太郎に流れているのは勿論、実は、魯山人も、可亭の弟子として、2年間、岡本家に住み込んで書を修行しているのだった。

芸術と食欲と紅葉の秋(夕陽)2007/11/24 23:34

笠間の夕陽

□ホテルの窓から夕陽を見る(イオ・アルフェラッツ)

美術館で魯山人と岡本太郎を堪能した後は、笠間に来たときの定宿の「ホテル・イオ・アルフェラッツ」でのんびりと過ごす。このホテルの窓から眺める夕陽は最高なのだ。

芸術と食欲と紅葉の秋(常陸牛)2007/11/24 23:41

常陸牛

□常陸牛(「イオ・アルフェラッツ」ダイニング)

ホテル・イオ・アルフェラッツは、ダイニングで素晴らしい常陸牛のステーキコースを良心的な価格で提供する隠れオーベルジュでもある。それが故、柏から充分日帰りが可能な笠間にあえて一泊しているとも言える。

さて、常陸牛コースを注文すると、シェフが焼く前にお肉を見せに来てくれた。手前が女房の注文したヒレで、奥が僕のサーロインである。これが旅の楽しみである。